骨を鍛えて顔のしわ・たるみ・ほうれい線を撃退 1分骨トレ美容で若返る
画像を見る 骨を鍛えて美肌に(写真:アフロ)

 

■骨トレは簡単で楽々! しんどいことは続かない

 

先生推奨の骨トレは次のとおり。たとえば「ウミガメ式腕立てもどき」は両手を床に押し込むだけ。腕立て伏せのように体を浮かせなくてもいいので、筋力がない女性でも簡単そうだ。

 

【骨トレ1】セルフ力比べ

両手を胸の前で組み合わせ、両側から5秒間ぐっと押し合う。腕を水平にするのがポイント。

 

【骨トレ2】リラックスかかと落とし

椅子に座り、あればひじ掛けに手を置き体を支える。足は肩幅くらいに広げ、つま先は地面につけたまま、かかとを上げる。その状態からゆっくりとかかとをおろすのを5回繰り返す。1日2回でOK。

 

【骨トレ3】ウミガメ式腕立てもどき

ウミガメのスタイルで、体の両脇に手を置き、床(布団の上でもOK)に向かって10秒押し込む。腕立て伏せのように体を浮かせる必要はない。

 

3つの骨トレは、それぞれバラバラのタイミングでも、3つ連続して行ってもよい。

 

「『リラックスかかと落とし』は椅子に座ったときや食事の後、通勤電車などでもできますし、『ウミガメ式腕立てもどき』は布団の上でやるのがおすすめです」

 

ただし、鍛える意識を忘れずに。なんとなく行うのではなく、「鍛えるぞ~」と思いながら行うと、力の入り方が平均化して得られる効果も安定するというのだ。

 

骨トレは全部やっても約1分。タイムパフォーマンスにも優れ、筋肉痛になることもない。

 

「しんどいこと、つらいことは続かないでしょう。気楽に毎日継続することが大切です」

 

楽すぎる骨トレだが、3~6カ月続けると体が変わるという。

 

「一見ソフトですが、骨への刺激が大きい動きばかりです」

 

コロナ禍は4年目に入り、マスクをはずす日も近いかもしれない。マスクなしになるとほうれい線を隠せないのはつらい。

 

「いまから骨トレに励めば間に合います。その時が来たら、たるみやほうれい線のない若々しい顔で、マスクをはずしましょう」

 

ほかに、気を付けることは?

 

「食事でビタミンKを取ってください」

 

骨の強化といえば、よくビタミンDの摂取をすすめられるが。

 

「ビタミンDはカルシウムの吸収力を上げることに有効です。ただ、ひどい場合は死に至る『高カルシウム血症』を引き起こす危険性があり、注意が必要です。いっぽう、ビタミンKは骨芽細胞そのものを活性化する効果があります。そのうえ、たくさん取っても問題なく、安全です。ビタミンKが豊富なブロッコリーや納豆をどんどん食べてください」

 

ビタミンKはほかにも、ほうれん草や小松菜、ヒジキなどに多く含まれる。また、少量の油とともに摂取すると、ビタミンKの吸収率が上がるというから、ほうれん草や小松菜の炒めものなども◎。毎日の食事に加えよう。

 

何歳になっても女性は、きれいで若々しくいたいもの。そのために、ダイエットに励む人も多い。

 

「太っているかどうかは、若さに関係ないと思います。やせてシワシワな人より、ぽっちゃりさんでも肌にハリがあるほうが若く見えるでしょう。若さは骨年齢が握っています。アンチエイジングは、骨トレから始めるのが近道です」

 

すき間時間にコツコツ骨トレ美容で、老け見え顔にさようなら! 若々しい顔で春を迎えよう。

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