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“築地”が移転をめぐる騒動で揺れるなか、地域の市場がひそかに人気を集めているという。地元の絶品グルメに、趣向を凝らしたイベントの数々……。食のテーマパークのように「ローカル市場」は変貌を遂げている。そんなローカル市場を紹介!

 

【黒門市場】大阪府大阪市

大阪の繁華街・ミナミの繁栄とともに歩んできた黒門市場。その名前の由来は、かつて市場の近くにあったお寺の黒い山門。扱う商品は、料亭が使うような高級食材・トラフグから干物までほんとうに幅広い。店先で気軽に食べられる料理なども増え、観光客に大人気になっている。

 

【勝浦・朝市】千葉県勝浦市

安土桃山時代の天正年間からはじまったという勝浦の朝市は400年以上の歴史がある。もともとは地元の人々の物々交換の場だったというだけに、生活に根付いたリアルな暮らしの朝市という雰囲気。漁港に揚がったばかりの魚や朝どれの野菜を、地元の人々と話しながら買えば、心まで豊かになってくる。朝6時ころから11時ごろまで開催。元日と毎週水曜日は朝市が休みなので注意。

 

【柳橋中央市場】愛知県名古屋市

名古屋駅から約5分という交通至便な約4,000坪の土地に300もの店舗がある。「マルナカ食品センター」(中央市場総合食品センター)はその中核となる施設で、4階建てのビルには約50店舗がひしめきあっている。生鮮食品はもちろん、絶品卵焼きやお茶やかつお節など乾物なども充実。また、屋上を使って開催される各種イベントは、いずれも大人気でつねに大盛況となっている。バーベキューイベントでは、市場で買った貝類などを持ち込み、焼いてすぐに食べることができる。

 

【南部市場】千葉県松戸市

松戸市はじめ周辺地域の食を支えているといっても過言ではない松戸南部市場。市場見学会、お楽しみ抽選会、市場祭など、さまざまなイベントをおこない、「一般客に開かれた市場」として、今や全国にその名を知られている。市場内にはすし店やイタリアン、コーヒー店まであり、まさに食と生活のテーマパークだ。

 

ところ変われば、市場も変わる。地域色豊かなローカル市場は、その楽しみ方もそれぞれ。まずは臆せず地元の市場をのぞいてみては?

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