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「朝食の定番メニューに『納豆と生卵』、お酒のおつまみに『ほうれん草とベーコンソテー』という方も多いのでは? でもこの組み合わせ、食材に含まれる栄養素を台無しにしてしまう、『NG』な食べ合わせなんです」

 

長年慣れ親しんできた人も多いメニューを真っ向から否定するような話をするのは、管理栄養士の麻生れいみさん。食材の組み合わせによっては、栄養素を捨ててしまう場合もあるという。

 

「でも、難しく考えることはありません。NGな組み合わせでも、ちょっとした工夫をすることで、より健康的な食生活を家族みんなが送ることができます」

 

それでは、どんな食べ合わせがNGなのか。麻生さんが教えてくれた。

 

【納豆×生卵】

 

「納豆には、“美肌のビタミン”ともいわれる、女性にうれしい『ビタミンB群』の栄養成分『ビオチン』が含まれています。しかし、生卵と一緒に食べると、卵白に含まれるタンパク質『アビジン』と結合し、吸収されないまま体外に排出されてしまうんです。『どうしても』というお父さんや旦那さんがいたら、卵黄だけ混ぜ、卵白は炒め物などに使いましょう。加熱すれば、アビジンは不活性化します」(麻生さん・以下同)

 

【長ねぎ×ワカメ】

 

「これもお味噌汁の定番中の定番ですよね。でも、ワカメに含まれる豊富な『カルシウム』の吸収を、長ねぎが持つ『硫化アリル』が邪魔してしまいます。味噌汁の具として、ワカメとの組み合わせでオススメなのは豆腐。カルシウムの吸収率をアップさせるタンパク質が豊富です」

 

【紅茶×レモン】

 

「レモンティーとして当たり前に飲んできた方も多いと思いますが、輸入品のレモンの場合、皮に防カビ剤『OPP』という成分が付着していることがあり、紅茶の『カフェイン』と合わさると、発がん物質が作られるんです! 国産のレモンではOPPはめったに使われていませんので、レモンの産地には注意すべきです」

 

【トマト×きゅうり】

 

「生野菜のサラダには両方使われることが多いのですが、食べ合わせとしてはNG。きゅうりやにんじん、そしてキャベツにも含まれる『アスコルビナーゼ』という酵素は、トマトの『ビタミンC』を酸化させ、吸収率を下げることに……。アスコルビナーゼの活性化は熱や酢で抑えることができますので、お酢の入ったドレッシングやマヨネーズをかけましょう」

 

【ほうれん草×ベーコン】

 

「ソテーにしておつまみでよく出される組み合わせですが、じつは、ベーコンに添加物として含まれている『リン酸塩』が、ほうれん草の『鉄分』と『カルシウム』を吸収する際、妨げに。さらにいうと、ベーコンの発色剤に使われている『亜硝酸ナトリウム』が、ほうれん草の『硝酸』と組み合わさると、体内で『亜硝酸』に変化。『ニトロソアミン』という発がん物質を作り出してしまいます。これらの問題は、レモンをかけて『ビタミンC』を補えば抑えることが可能です」