「バスチー バスク風チーズケーキ」(ローソン提供) 画像を見る

「まだ発売から4カ月たっていませんが、通算で1,780万個を売り上げ、ローソンのオリジナルデザートとしては“史上最大”のヒット商品になっています」

 

そう話すのは、株式会社ローソン商品本部の東條仁美さん。ヨーロッパのバスク地方で広く食べられているチーズケーキを参考にしたという「バスチー バスク風チーズケーキ」(215円)。今年3月の販売開始から3日で100万個の販売を記録した。

 

そんな「バスチー バスク風チーズケーキ」だが、販売に至るまでには、クリアしなければならない課題も多かったという。

 

「表面のカラメルの香ばしさを出すため、しっかり焼く必要がありますが、中はレア状態を保ちたい。しかしサイズが小さいので、すぐ火が通ってしまう。現場では火加減に悩む声が多く上がりました。原材料の配合も何度も変え、食べ比べをして味を確認……。開発から発売まで、じつに半年かかりました」

 

2月に試験販売をすると大好評。通常、商品の製造依頼は1社にかけるそうだが、それを2社に増やし、供給態勢を見直す必要が出るほどの“爆売れ”商品に。

 

「パッケージも多くの人に手にとってもらえた一因でしょう。皆さんの目にとまるよう、これまでローソンのスイーツパッケージにはなかった黄色を、あえて使用しているんです」

 

専門店では、チーズケーキに岩塩やメープルシロップなどを“ちょい足し”することで楽しむそうだが……。

 

「チーズが濃厚なので、“こしょうをかけるとちょうどよいおつまみになる”という声も上がっていますよ」

 

いろいろ足してみて、自分好みの“マイバスチー”をアレンジしてみては?

【関連画像】

関連カテゴリー: