まいたけは「がん」、しいたけは「骨粗しょう症」…旬で安いきのこ8種の“大病を防ぐ!”健康パワー
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【しめじ】「疲労回復」にはビタミンB群でエネルギーチャージ

 

きのこのなかでも、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどのビタミンB群を多く含むしめじ。ビタミンB群は全部で8種類あり、主にエネルギーを作り出すのに必要な栄養素だ。

 

「エネルギー源や体の構成成分である糖質、脂質、タンパク質だけを摂取しても、ビタミンB群が不足していると、体内の代謝はスムーズにおこなわれません。よって、十分なパワーが発揮できなくなってしまいます。

 

疲れが取れない、ずっと体がダルい、朝がつらいなどの不調を感じるときには、エネルギー代謝が低下している場合が多いです。ビタミンB群を補い、疲労回復に務めましょう」

 

<おすすめレシピ>にらとじめじのおひたし

 

にらとぶなしめじ、醤油、しょうが、だしを耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジで温めるだけの簡単おひたし。温かいままでも冷やしても◎。

 

油を使っていないためヘルシーなうえ、簡単であっという間にできあがる。品数が足りないときの救世主に!

 

【エリンギ】食物繊維&低カロリーで「ダイエット」はおまかせ

 

エリンギは食物繊維の含有量が100gあたり4.3gと、他のきのこと比べても断トツで多い。

 

「食物繊維には体内の余計な老廃物を排出する作用があるため、便秘が解消されます。血糖値の急上昇を防ぐうえ、非常に低カロリー食材のため、ダイエットにも効果的です」

 

人間の腸には100兆個もの腸内細菌が存在し、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割というバランスが整った状態を腸が健康な状態という。

 

また、免疫に関わる細胞の6割以上が腸に存在しているので、食物繊維を摂取して腸内環境の改善を促せば、免疫力の向上にも繋がるというわけだ。

 

<おすすめレシピ>豚バラとエリンギの醤油炒め

 

イタリアンやフレンチでも使われる万能なエリンギだが、豚バラ肉と炒めて、醤油で味付けするだけのシンプルな炒め物がイチオシ。豚の脂でコクが出てボリューミーな1品に。

 

豚肉に含まれるビタミンB1との相乗効果で、疲労回復も期待できる。

 

【まいたけ】β-グルカンが抗腫瘍・免疫活性化効果で「がん」を撃退

 

まいたけは、多糖類の一種で食物繊維の仲間であるβ-グルカンが豊富に含まれる貴重なきのこだ。

 

「β-グルカンには免疫力を高め、体外から侵入したウイルスなどを撃退し、病気から体を守る働きがあります。アレルギーの予防や改善、コレステロール値上昇抑制などの効果もあり、多くの可能性を秘めた成分です。

 

今も研究が続けられており、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化させる働きがあり、腫瘍抑制効果があると考えられています」

 

<おすすめレシピ>サケとまいたけの混ぜご飯

 

味や香りがよく、加熱しても歯切れがよいまいたけは、鍋物、煮物、炒め物、天ぷらなどとの相性が抜群。

 

醤油、みりん、だしで甘辛く煮込んだサケとまいたけを白米に混ぜれば、簡単混ぜご飯に。旬の食材同士のマッチングで、秋の味覚を堪能できる。

 

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