「かくれ不眠」とは、軽度・短期の不眠状態。日中の活動に支障が出る、不眠に気づいて悩んでいる、または、気づいていても放置している状態をいいます。そこで今回は、杏林大学医学部精神神経科、日本ブレインヘルス協会理事長 睡眠改善委員会委員の古賀良彦先生監修の元に、「かくれ不眠チェックリスト」を作成しました。

 

・寝る時間は決まっておらず、毎日ばらばらである

・平日にあまり寝られないため、休日に「寝だめ」をする

・起きたときに「よく寝た」と思えない

・寝付きが悪いことが多い

・夜中に何度か起きてしまうことがある

・思ったよりも早く起きてしまうことがある

・よく昼間に居眠りしてしまうことがある

・集中力が途切れがちで、イライラすることが多い

・最近、面白そうなことがあってもあまりやる気が出ない

・自分は寝なくても大丈夫なほうだ

・眠れないのは異常ではない

・仕事が忙しいと、寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう

 

[結果]

チェックが1個でもある人は「かくれ不眠」です。1~3個の人は、生活改善、睡眠の質を上げるなどセルケアをして。4~9個の人は、セルケアで改善できないようだったら、市販の睡眠改善薬などを使ってみましょう(あまりクセにならないよう、必要に応じて)。10~12個の人は、不眠症に近い状態。専門医への相談をおすすめします。

 

[改善アドバイス]

「理想は小学校低学年の生活。朝早くに起きて、3食しっかり食べて、日光にあたって、勉強して、遊んで、人とコミュニケーションをとって、夜になればお風呂に入ってくつろいでから寝る。同じ生活をすることはできなくても、頭に入れておいて、少しでも意識できるといいですね。休日に、この生活をしてみるのもいいかもしれません」(前出・古賀先生)

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