医学の常識は日々動いている。極端なケースでは、昨日までの常識が、今日からは非常識になることも。それだけに最新の情報をマメにチェックしておくことはとても重要になってくる。そこで、胃腸とアンチエイジングの第一人者で、江田クリニック院長の江田証先生が、最新の知見を解説!「意外な食品が健康をもたらす!体にいい食べ物・悪い食べ物」とは。

 

【キャベツは十分冷やして千切りで食べる】

近年、増えているのが「逆流性食道炎」。胃酸が食道に逆流し、食道に炎症を起こしてしまう病気だが、逆流性食道炎が長く続くと食道がんができる危険性が。これを防いでくれるのがキャベツだ。キャベツに含まれるビタミンUは熱に弱い性質があるので、胃酸を抑える効果を期待するなら、生で千切りにして食べるのが効果的。しかも、キャベツは冷やすとビタミンUが増えるので、冷蔵庫で数日間冷やすこと。ただし、千切りにしたあとで水にさらすと栄養成分が溶け出してしまうので要注意。

 

【イカ、タコは刺身で食べると胃の細胞の自殺を防ぐ】

胃の細胞は、生まれてからある程度の時間がたつと自動的に死んでいく。これがアポトーシス(細胞自殺)。人間が子孫を残すと死んでいくのと同じで、この胃の細胞のアポトーシスを抑え、長生きさせてくれるのが「タウリン」という成分。タウリンには抗酸化ストレス作用があり、細胞の老化や細胞自殺を予防してくれる。タウリンを効率よくとるには、ビタミンCを同時にとること。ビタミンCはタウリンの効果を長持ちさせるのだ。

 

【豆とじゃがいもは胃の不調を悪化させる】

近年、胃の不調は腸の中で作られている「水素」が原因ということがわかってきた。胃の不調の多くは、胃が過剰にふくらまされることで起こる。大腸に存在するはずの腸内細菌が小腸の中で増えすぎて、糖を代謝するときに小腸内で水素ガスが作られる。これが小腸や胃をふくらませて症状を悪化させているのだ。食べると多くの水素ガスが出るのが、吸収されにくい炭水化物(低吸収性短鎖炭水化物)。とくに、100gの炭水化物を食べたときに呼気中の水素ガスが多いのが、豆とじゃがいもだ。胃が悪い人は豆やじゃがいもは控えたほうが無難。

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