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「熟年女性の性生活は二極化が進んでいます。50歳を過ぎてもセックスを満喫している女性たちがいるいっぽうで、一度性生活から遠ざかってしまったために、更年期障害などの問題もあり、完全にセックスレスになってしまう女性たちも増えているのです。使い方は十分注意すべきですが『フリバンセリン』はセックスレスに悩む女性たちの救世主になるかもしれません」

 

そう語るのは、「恋人・夫婦仲相談所」所長の二松まゆみさん。8月18日、米食品医薬品局(FDA)が新薬『フリバンセリン』を認可としたと発表し、世界的に注目を集めている。このフリバンセリンについて、五本木クリニック院長の桑満おさむさんが解説してくれた。

 

「女性の場合、性欲を感じなくなったら“性的欲求低下障害(HSDD)”と診断されます。フリバンセリンはその改善薬です。“女性用バイアグラ”として注目を集めていますが、バイアグラが男性の勃起不全を解消するのに対し、フリバンセリンは性欲を高める薬ですからまったく異なりますね。フリバンセリンはもともと抗うつ剤として開発されたもので、ドーパミンとノルエピネフリンという性欲を刺激する神経伝達物質の分泌を促すと同時に、性欲を減退させるセロトニンの分泌を抑制する効果もあるのです」

 

アルコールを同時に摂取すると、血圧の大幅な低下や失神などの深刻な副作用があるともいう。だが桑満さんは、セックスレス解消以外の効果にも注目している。

 

「更年期障害でイライラしたりうつ状態になってしまう女性もいますが、フリバンセリンはその改善にも効果が期待されるのです。日本で承認・認可されるのは、何年も先のことになると思いますが、日本で入手する方法もあります。まずアメリカからの個人輸入。これは偽物に注意する必要があるでしょう。もう1つは医師に相談して取り寄せてもらうという方法です。この場合、医師にも責任が生じますし、患者さんとの信頼関係も必要となります。ただ画期的な薬だとは思いますが、相談者のなかには“もうダンナとはしたくない”という女性も多く、そういった方たちがご主人のために使うかなという疑問もあります。浮気相手のために服用というケースもあるかもしれません」

 

女性用バイアグラがもたらすのは、愛か波乱か……。