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(イラスト:中村知史)

 

皆さんの多くは小学校入学以来ずっと、脚を揃えて立つ「気をつけ!」の姿勢こそ最も美しく体にいい姿勢だと指導されてきたことだろう。だが実は、「気をつけ」姿勢が多くの人を苦しめる腰痛や肩凝りの原因となりうるという。

 

これは、メディカル・トレーナーの伊藤和磨氏が新刊『頭痛・めまい、首・肩の痛みを動かしながら治す アゴトレ』の中で指摘しているもの。普段から当たり前のように取っている姿勢には、実は危険性が潜んでいるというのだ。

 

同著によると「気をつけ!」姿勢は前のめりになりやすく、それが身体に負担をかけてしまうという。日本人女性の多くは太ももの外側が異常に張り太くなっているが、これも「気をつけ」姿勢が原因だ。

 

ではこれまで「良い」といわれてきた「気をつけ」の代わりに、どういう姿勢を取れば腰痛や肩凝りを予防でき、なおかつ脚を太くすることを避けられるのだろうか?伊藤氏が提唱するのは、脚を前後に開いて立つ「スプリット・スタンス」(冒頭イラスト参照)だ。

 

前出のとおり「気をつけ」姿勢は前のめりになりやすい。だがこの「スプリット・スタンス」で後ろ足を外側に開き、前足を少しだけ外側に開いて立つだけで、背骨のカーブが理想的なS字カーブになる。それによって自然体で立つことができ、余計な力が抜ける。そして前に出した足がつっかえ棒のようになり、前のめり姿勢も改善されるのだ。

 

こんな簡単なことで腰痛・肩凝り予防になり、脚も太くならない「スプリット・スタンス」。今すぐ始めてみてはいかがだろうか?

 

 

『頭痛・めまい、首・肩の痛みを動かしながら治す アゴトレ』

 

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著者:伊藤和磨
価格:1,400円+税

仕様:単行本/ソフトカバー/136ページ/DVD付き
出版社:光文社
発売日:2017年5月15日(月)
http://amzn.asia/0hRxtlm

 

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