■全カットの必要はない少し控えてみよう
【4】カップラーメンを減らす
「食品添加物が多いものがあるので、しょっちゅう食べる人は『たまに』に変えるとよいでしょう」
【5】日持ちがする商品は要注意
「年単位といった、とんでもなく日持ちするものは添加物や防腐剤が入っているものが多いので、日常的に食べるべきではないでしょう。ただし缶詰は例外です」
【6】「着色料」に気をつける
「不自然に鮮やかな色をしていたり、どぎつい色の食べ物には着色料が使用されているものが多いですが、着色料がリンを含んでいる可能性があります」
【7】スナック菓子は個包装を
「添加物が多めのものが多く、つい1袋食べてしまわないように。個別包装なら食べすぎを防げるのでは」
【8】なるべく手作りのものを
「スーパーには包装された総菜が並んでいますが、手作りすることで添加物を減らせます」
【9】ファストフードを減らす
「近年添加物を減らすよう改善されてきてもいますが、利用機会の頻繁な人は『たまに』に見直すだけでもだいぶ違うはずです」
【10】「下ゆで」などで工夫を
「ハム、ソーセージ、ベーコンは炒めたり焼いたりする前に熱湯に10秒くぐらせる。インスタントラーメンは麺をゆでたお湯にスープを入れるのではなく、別々の鍋で作り、スープの鍋に麺をうつすとかなり添加物を落とせます」
【11】安すぎるものにも注意
「あまりに安いものにはコストをかけず、その分添加物に頼る傾向があるので、こうした商品はラベルをしっかり確認しましょう」
【12】「○○料」「○○剤」に注意
「前述したように『○○料』『○○剤』と記されているものは何種類も添加物が含有されている可能性も。記載の多いものは控えめに」
少しの心がけで、老化物質・リンの蓄積を抑えられる。老けない体を作ろう!
■老けない食事術12
【1】ハム、ソーセージ、ベーコンなどを減らす
【2】かまぼこ、練り物などを減らす
【3】「元の素材がわかる食品」を買う
【4】カップラーメンを減らす
【5】「とんでもなく日持ちがするもの」は買わない
【6】「着色料」に気をつける
【7】スナック菓子は個包装のものを
【8】なるべく手作りのものを食べる
【9】ファストフードを減らす
【10】「下ゆで」などで工夫をする
【11】安すぎるものに注意
【12】食品表示ラベルに「○○料」「○○剤」という表記の多いものは買わない
【PROFILE】
黒尾誠
自治医科大学分子病態治療研究センター抗加齢医学研究部教授。東京大学医学部医学科卒、老化の仕組みを解明する研究を続けている