1日小さじ1杯「シナモンオイル」で冬の冷え対策
画像を見る 漢方医学では生薬として活用されている(写真:アフロ)

 

シナモンを摂取してから2〜3時間でタンパク質のTie2が活性化してくるという。継続して取り続けることが大切だ。シナモンを取るには、パウダー状のものやスティックを飲み物に入れて香りを楽しむなどの方法があるが、大久保先生がすすめているのは、シナモンスティックをオリーブオイルにつける「シナモンオイル」。

 

アンチエイジング効果のあるポリフェノールとビタミンEを多く含むオリーブオイルにつけることで、シナモンとの相乗効果が生まれるのだとか。それをコーヒーや紅茶など温かい飲み物に入れたり、果物にかけたりして毎日の食生活に取り入れるだけ。

 

「シナモンオイルは幅広い飲み物、食べ物との相性がいいので、上手に習慣づければすぐに体の中から変化が表れてきますよ」

 

 

作り方はとっても簡単。清潔な保存瓶にスティックタイプのシナモンを10本入れて、オリーブオイル100〜150ml程度を注ぐだけ。密閉した状態で日が当たらない場所で保存する。 常温で2週間ほど置いたら使えるようになるという。オリーブオイルが少なくなったら、そのつどつぎ足してもOK。3カ月程度は使えるという。

 

「シナモンスティックには大きく『セイロンシナモン』と『カシアシナモン』の2種類があり、カシアは過剰に取ると肝臓にダメージを与える可能性があるクマリンという物質を多く含んでいます。購入の際にはパッケージに書かれている原材料を確認して、クマリンの含有量の低いセイロンを選びましょう」

 

食べるだけでなく、肌に塗ってマッサージに活用しても血管の若返りにつながるという。肌に使う際には、必ずパッチテストを行って、異常が出ないか確認しよう。これから迎える冬本番。シナモンオイルを毎日の習慣に加えて、冷え知らずで過ごそう!

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