寒い時季に出がちな体のトラブル、原因は栄養素不足? 冬の不調時の「おくすり代わり」食材
画像を見る 気になる症状がある人は、その栄養素が不足しているという体のサインだそう。

 

【内臓・消化器系の症状】

 

〈口内炎〉
おくすり食材:チーズ/カツオ
チーズ:チーズのビタミンB2は、タンパク質や脂質の代謝にかかわり、細胞の再生やエネルギーの代謝を促す。
カツオ:水溶性ビタミンのビタミンB6は、体内でタンパク質が有効に使えるよう働き、皮膚や髪、歯の成長を促す。

 

〈食欲が出ない〉
おくすり食材:わさび
シニグリンという辛味成分が、血行促進、食欲増進、利尿作用などに働き、食欲を活性化する。

 

〈胃の疲れ〉
おくすり食材:大根
大根に含まれている消化酵素のジアスターゼが、食べ物の消化を促して胃腸の働きを助けてくれる。

 

〈腸の不調〉
おくすり食材:りんご
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれていて、腸のぜん動運動を盛んにし、胃腸の働きを助ける。

 

〈二日酔い〉
おくすり食材:梅干し
クエン酸などの有機酸が多く含まれるため、肝臓のアルコールを分解するスピードを速める効果がある。

 

【ストレス系の症状】

 

〈目の疲れ〉
おくすり食材:レーズン
アントシアニンには強い抗酸化作用、さらに血流を促進して目の毛様体筋の緊張をほぐす効果・効能がある。

 

〈首・肩こり〉
おくすり食材:レモン/かぼちゃ
レモン:酸味成分であるクエン酸は、ブドウ糖の代謝に欠かせず、乳酸がたまるのを防ぎ、疲労回復に働く。
かぼちゃ:脂溶性ビタミンのビタミンEが豊富で、抗酸化作用で活性酸素の害から体を守り、血行をよくする。

 

〈イライラする〉
おくすり食材:ライ麦
水溶性ビタミンのビタミンB1は脳内の神経伝達物質を正常化するのに働き、精神の安定を助けてくれる。

 

〈不眠〉
おくすり食材:青魚
安眠効果があるホルモン、メラトニンはトリプトファンから生成される。青魚はそのトリプトファンを多く含む。

 

〈気分が沈む〉
おくすり食材:セロリ
独特の強い香りや精油成分であるアピインやセネリンには、ストレスによる精神不安を緩和する働きがある。

 

〈体がだるい、疲れやすい〉
おくすり食材:にんにく/アスパラガス
にんにく:アリインをアリシンに変えるビタミンB1はエネルギーを生み出して疲労回復の効果を高める。抗菌作用も強い。
アスパラガス:アミノ酸の一種であるアルギン酸が新陳代謝を活発にし、疲労回復やスタミナアップに効果をもたらす。

 

【冬美容の症状】

 

〈肌の乾燥〉
おくすり食材:生芋こんにゃく
生芋こんにゃくのタンパク質は肌、筋肉、内臓などを作るもとになる栄養素で、セラミドの生成をサポートする。

 

〈目の下のクマ〉
おくすり食材:アボカド
アボカドに含まれるビタミンEには肌荒れの改善や細胞の新陳代謝を促す効果がある。美白効果も期待できる。

 

〈脂肪がつく(太る)〉
おくすり食材:冷やご飯
冷蔵庫で4度以下で冷やご飯にすると、でんぷんがレジスタントスターチに変わり脂肪の吸収を妨げる働きをする。

 

〈髪の毛のパサつき〉
おくすり食材:牡蠣
髪の毛を作ってくれる栄養素であるタンパク質と亜鉛、ビタミンB群が豊富。これらがすべてそろっている食材。

 

〈爪が割れる〉
おくすり食材:レバー
丈夫な爪を作るケラチンの形成にビタミンAが不可欠。動物性食品のレバーに含まれるビタミンAからだと吸収が速い。

 

【婦人科系の症状】

 

〈ホルモンバランスの乱れ〉
おくすり食材:山芋
若返り効果の高い性ホルモンの材料となるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)を多く含む。安眠効果もある。

 

〈冷え・血行不良〉
おくすり食材:鶏むね肉
代謝の過程でエネルギーを生み出して、体を継続的に温めてくれる良質なタンパク質が豊富に含まれている。

 

〈むくみ〉
おくすり食材:キウイフルーツ
体内にたまった塩分が水分をためこむ結果、むくみが生じる。水分を排出する働きのあるカリウムが多い。

 

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