■干しシイタケの戻し汁には栄養成分が豊富に含まれる
さらに、シイタケは干すと水分が減り、栄養成分が濃縮される。そのため干しシイタケは、このエリタデニンの含有率もいちだんと高くなるのだ。
この干しシイタケのゴールデンコンビとなるのが生姜だ。
生姜には多くの効能があるが、ここでは血管を健康にする成分に注目したい。
「生姜の辛味成分であるジンゲロール、ショウガオール(ジンゲロールを加熱するとショウガオールになる)には、血管を広げて血行を促進する働きがあります」
干しシイタケと生姜を使ったレシピとして、今回は作りやすい煮物を紹介。
エリタデニンは水に溶けやすいので、干しシイタケの戻し汁も残さず活用することが肝心だ。
「干しシイタケは1日2枚分程度を毎日取るのがおすすめです」
干しシイタケ&生姜で今すぐ血管詰まりの予防を始めよう!
■シイタケに含まれるエリタデニンは水に溶けやすいので戻し汁も活用
【干しシイタケの生姜煮】
<材料>
干しシイタケ25g
生姜15~20g
水250ml
砂糖大さじ1と1/2
醬油大さじ1
塩少々
サラダ油適量
ねぎ適量
<作り方>
干しシイタケを250mlの水で戻す(1時間半以上)。シイタケはそれぞれ3等分に切る。シイタケを油でさっと炒め、千切りにした生姜と戻し汁を加えて5分ほど煮てから、砂糖、醬油、塩を加えて汁けが半分の量になるくらいまで煮る。好みでねぎを添える。