「花粉症薬のやってはいけないNG飲み合わせ10パターン」薬剤師が警鐘…思わぬ落とし穴
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■咳止めなどの抗ヒスタミン薬は眠気が倍増

 

お出かけの前に酔い止めや咳止めを併用して飲んでしまうと、突然の睡魔に襲われて、ふらついて転倒してしまうことも起こりうるのだという。

 

また、抗ヒスタミン成分を取りすぎることで眼圧が上昇する恐れも。緑内障の人は症状が悪化したり、かすみ目がひどくなることもあるので要注意だという。

 

■睡眠改善薬で意識が朦朧に

 

「市販の睡眠改善薬(ドリエルなど)を飲んでいる人も注意が必要です。そもそもが、抗ヒスタミン剤の“眠気の副作用”を利用している薬が多いので、花粉症薬と併用すれば2倍飲むことになり、効きすぎる恐れがあります。

 

睡眠薬には筋作用もあり、就寝前に一度に飲むことで、ふらつき、せん妄といった副作用につながる危険もあります。たとえば、夜中にトイレに起きた際、意識がとして足がもつれやすくなり、転倒リスクが高まることも……」

 

■抗生物質で動悸などの副作用が出やすくなる

 

ほかにも、気をつけるべき飲み合わせがある。抜歯や細菌感染などに処方される抗生物質だ。

 

「『クラリス』という抗生物質は比較的、副作用は弱いのですが、抗ヒスタミン剤と一緒に飲むと薬の血中濃度が上がり、動悸などの副作用が出やすくなる可能性も」

 

■抗コリン剤で、強い眠気やのどの渇き

 

とくに、第1世代の抗ヒスタミン薬は、抗コリン作用を併せ持ち、強い副作用が出やすいため、安易な併用は避けたい。

 

「女性に多い過活動や膀胱炎の薬、胃もたれ時に服用する抑制薬、気管支薬などに使われる『抗コリン剤』は、副作用を増長させやすいため、飲み合わせに気をつける必要があります」

 

抗コリン剤の副作用である非常に強い眠気のほか、のどが渇きやすくなったり、腸の動きが鈍くなり、便秘や下腹部痛を引き起こす。

 

■果汁100%ジュースで薬を飲むと効果が半減

 

薬は、水またはで飲むのが基本だが、つい飲みかけのジュースなどで流し込んでしまうと、思わぬ落とし穴が。

 

「『アレグラ』に使われているフェキソフェナジン塩酸塩は、主に小腸で吸収されます。このため、りんごやグレープフルーツなど果汁100%のジュースと一緒に服用すると、果汁の成分が腸の吸収を阻害し、薬の効き目を半分程度まで減少させてしまいます」

 

■胃薬も同様に効果が半減

 

胃薬が欠かせないという人も、フェキソフェナジン塩酸塩は避けたい。胃酸を抑える「制酸剤」に含まれるアルミニウムやマグネシウムは、抗アレルギー薬の吸収を阻害することがあり、効き目が弱まってしまう。

 

「そういう方は、肝臓で吸収されるほかの抗アレルギー薬に切り換えるほうが安心でしょう」

 

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