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2月16日にスタートしたマイナス金利政策。すでに4カ月が過ぎたが一向に景気がよくなる気配はない。そろそろアベノミクスへの「期待」は捨てて「防衛」を考えるべきときなのかもしれない。

 

では、私たちのお金はどのように守っていけばいいのか。ファイナンシャルプランナーの風呂内あやさんに、今後のマイナス金利時代を生き抜く貯蓄についての「鉄則」を伝授してもらった。

 

【1】銀行の「手数料」をバカにするな!

 

“手数料が無駄”“銀行に預けても増えない”という思いから、マイナス金利の今、自宅に金庫を購入する人が激増しているそうだが……。

 

「金庫を買うお金、自宅で多額の現金を保管しておくリスクを考えると、おすすめできません。大事なのは、手数料が掛からない取引金融機関選び。『利用頻度の高いコンビニと提携しているか』『休日や深夜のATM利用に手数料がかからないか』『毎月の振り込みに手数料がかかっていないか』などを、総点検する必要があります」

 

【2】「支払い」は貯蓄を減らすことだと思うな!

 

「同じ支出でも、支払い方を工夫することで、得になります。とくに、日々の買い物でたまるポイントを侮ってはいけません」

 

何の特典もない現金払いよりも、ポイントがたまるカード払いを意識すること。そしてたまったポイントをしっかりと使い切れるように、ライフスタイルに合わせて使い勝手のよいポイントに集約することは基本中の基本。

 

「とくに私がおすすめしているのは『LINE Pay カード』です。優秀なクレジットカードはポイント還元率が1%ですが、このカードは2%です。しかも全国1,000万カ所(’16年3月末時点)のJCB加盟店で使用できます」

 

また、公共料金の前払いも、得する“支払い術”の1つだ。

 

「NHKの衛星契約受信料の場合は、12カ月の前払いにすると、通常支払い年2万6,760円のところ、1,990円も値引きになります。国民年金にいたっては、2年前納制度を利用すると約1万5,000円も値引かれます。生命保険も年払いにすることで、割安になる商品も。利息がほとんど付かない銀行に預けて毎月の引き落としにするよりも、断然、お得ですね」

 

【3】「投資はリスク」という偏見は持つな!

 

低金利が続けば、年金の支給額が減らされる。その分は投資などでカバーすることも必要と、風呂内さんはいう。

 

「マイナス金利は、長期的に見れば世の中にお金が出回り、景気を押し上げる効果を狙っています。そうなれば株価が上がる可能性もあります。リスクはあるものの、投資の必要性も考える時期だといえるでしょう」

 

資産を増やすための投資も、自己防衛につながるのだ。