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「風水では、出会いは“風”によりもたらされるといわれます」

 

こう語るのは、『最強龍穴パワースポット新版』(山と渓谷社)と、『「出逢い」をよぶ風水』(世界文化社)を出版したばかりの、李家幽竹さん。出会いの季節である春に、風水から“良縁”を招く知恵を教えていただいた。

 

「風水の基になる陰陽五行の“木火土金水”に“風”は含まれていません。“風”の気は、“木”と“火”が合体し、燃えて煙になったところに生じ、何事にも縛られない自由さと身軽さという特徴を持ちます。あちらこちら飛び回ることで、新しい出来事や人との出会いをもたらしてくれるのです。この“風”に乗るためには、自分自身も自由で軽やかでなければいけません。何か新しいことをすることで、風が吹き始めるのです」

 

腰が重く、行動力がない人や、こだわりが強く頑固な人は、風の流れが止まり“風毒”がたまってしまうという。また便秘やむくみなどのあらゆる“ため込み”も、風の流れを悪くするそう。

 

「“風毒”とは悪い風の気のことをいいます。流行にむとんちゃくだったり、周囲の空気を読めない人や、人間関係に悩む人も、気持ちがどんよりと重くなることで気がよどみ、風毒はたまりやすくなります」

 

また風の気には“噂”という意味もあるので、人の悪口やSNSで誰かを仲間外れにしたりするのも、風毒のもとになる。ママ友同士で集まり、夫の悪口大会……なんてこともありそうだが――。

 

「もし、その場にいたとしても、ほかの人の話は、『そうなんだ……。うちは話すほどのことはないから』と聞き流し、同調しないように心がけましょう」

 

体の先端にたまるという風毒。「もしや、私も?」と思ったら、次の方法で確認を。

 

「指の先を反対の手の指で挟み、ぎゅっと力を入れます。そのとき痛みを感じたら、それは風毒がたまっているサインなのです」

 

出会い運をよくするには、この風毒を吹き払うことが大切だという。

 

「家の中や、心の中で何かが滞ると、風の気も止まってしまいます。だから、まずは風通しのいい環境づくりを。少なくとも1日1回は窓を開け、新鮮な空気を家の中にとり入れるようにしましょう。花粉症などで窓を開けられない人は、エアコンやサーキュレーター(空気循環器)で風を起こし、ほこりが舞わないように掃除を小まめにするといいですね」

 

スマホやパソコンのデータ整理でも“風通し”はよくなるそう。

 

「情報の宝庫でもあるパソコンやスマホは、風の気を持ち、人をつなげる力があります。そこに不要なデータをため込んでしまうと、良縁の運気がダウンしてしまいます」

 

特にメールやLINEのトーク履歴は、出会い運に大きな影響を与える。

 

「メールの文面のマイナスの言霊をそのままにしておくと、悪い気が残ってしまいます。差しさわりのない範囲で、嫌だなと思うメールや嫌いな人の連絡先は定期的に削除して、“掃除”をしましょう」

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