「手作り家計簿が『女性自身』で紹介されてから、ブログのアクセス数が増えて。『私も家計簿をまねさせてもらいました』と言ってくれる人もいてくれて、うれしいんです」

 

以前、本誌で、自作の家計簿を公開してくれた「気ままなママ」さん。この家計簿を活用し、’13年の1年で115万円を貯めたというから驚きだ。東京近郊にある3LDKのマンションで、夫と3人の子供の5人暮らし。彼女が執筆するブログ「気ままなママの節約&やりくり家計簿」では、毎日の家計が公開され、人気を呼んでいる。

 

この春、家計を直撃した消費税アップ。これを受けて彼女は毎月の住宅ローンを見直すことにした。ローンの残金は約1千900万円。残り25年で返済予定だった。金利は、マンションを購入したときのままの、1.725%。

 

「金利の低いネット銀行に、住宅ローンの借り替えをしようと決めて、書類をそろえました。そして、借りていた銀行に『ネット銀行へ乗り換えをしようと思います』と、電話したんです」

 

すると、担当者からは「しばらくお待ち下さい」との返事が。そして、1時間後に電話があった。

 

「『当銀行でも金利を下げることができますが?』と言われて。驚きました。ネット銀行に借り替えする場合は、諸経費として56万円が必要でしたが、同じ銀行で金利を変更するなら、手数料は5千250円で済みます。迷わず、同じ銀行で金利を変更する方法を選びました。おかげで月の支払いも、7万5千793円から6万8千313円と、7千480円の節約に成功しました」

 

さらに、スマホの契約プランを変更して、月に1千910円を節約。住宅ローンと合わせて、月に約1万円の支出削減に成功した。

 

彼女は3年前にも、銀行に金利の相談をしたことがある。そのときは、こんな提示はされなかったという。

 

「あくまで私の考えですが、景気などのタイミングと、借り替えに対する私の『本気度』のアピールが、前回とは違っていたと思います。今回は、借り替えに必要な書類もそろえて、手続きの最終段階まで進んでいましたから。住宅ローンを利用している人は、ぜひ銀行と、金利の交渉をしてみてください。その際は、借り替えた際のシミュレーション結果を銀行の窓口に持参し、真剣さを伝えるといいと思います」

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