企業のコストカットのコンサルタント・坂口孝則さんが、そのコスト削減術を家庭に応用させた著書『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』(朝日新書)が話題になっている。

 

「企業も家庭もやみくもに節約を唱えても成功しません。成功させるにはきちんとした手順があるんです」という坂口さんに、やっぱりたいせつなコストカットの基本“チリツモ”19項目を挙げてもらった。

 

【1】電池は捨てる前に、必ずチェッカーで残量を確認する

 

【2】エアコン使用時には「自動」に設定しておく

エアコンは、自動運転時がもっとも電力消費が少なくなるよう設定されている。リモコンはつねに「自動」が基本。

 

【3】照明をLEDに交換する

 

【4】電球は指定ワット数以下にする

 

【5】照明器具のカバーをやめて蛍光灯の本数を減らす

納戸など、カバーを外しても見栄えの悪くない場所はカバーを外す。

 

【6】寝室の照明は、豆電球だけにする

 

【7】自動車に無駄なモノは置いておかない

「なるべく車に積むモノを減らして走ることで、燃費が向上します」

 

【8】冷蔵庫の上にモノを置かない

 

【9】クリアファイルは再利用する

 

【10】通販の段ボールは捨てない

 

【11】リサイクルショップで買い物をする

 

【12】ボールペンは替え芯で使い続ける

 

【13】ダイレクトメールの封筒はすてない

 

【14】冷凍庫の底にはアルミホイルを敷く

 

【15】冷凍するときは保冷剤を食品の上にのせる

 

【16】ウインドーショッピングはしない

「店頭のディスプレーは、お客の消費欲をいかにくすぐるかが勝負。まさに誘惑の花園です」

 

【17】「靴下3足まとめて1,000円」に釣られない

得とばかりいえないものも多いので要注意。

 

【18】電車やバスの1日乗車券を活用する

 

【19】松竹梅なら「梅」を選ぶ

「すしやうなぎでランクがあると、日本人は無難に竹を選ぶ傾向があります。見えを張って竹を選んでいるなら、堂々と梅を選ぶべきです」

 

ママがここまでの姿勢を見せたら、家族も節約せずにはいられないもの。家族のモチベーションを維持するために、まずはチリツモから!

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