「そもそも出費大好き人間というか、浪費家の一面がありまして。月に20万円ほどしか給料がなかったのに、アニメのDVDを2〜3本買って、ゲームも買って、マンガも1万円くらい買って……ということをやっていて、とにかく家計が大変だったんです」

 

こう言うのは、ファイナンシャル・プランナーとして活躍する山崎俊輔さん。そんな自身の経験から、趣味への支出を見直すために山崎さんが提言しているのが「オタク系数」という考え方だ。その計算式は……。

 

(毎月使っているオタク消費額)÷(税金を引かれる前の毎月の収入額)×100=【  】

 

山崎さんによれば、このオタク系数が20%を超えると要注意、25%になると家計破綻ともいえる状態だという。

 

「手取りの給料から家賃を引かれて、電気代、ガス代、携帯電話の料金というふうに引かれていくと、本来なら給料の10〜15%しか趣味には使えないはずなんです。それが20〜25%というのは、もう絶対、回らない数字ですよ」

 

ではオタク系数を知ったところで、家計管理に反映させるにはどうすればいいのか。「趣味のおカネをどうするか」には4つの解決法しかないという。

 

1つ目は、趣味への支出そのものを削ること。実際に出せる金額を超えていると思ったら絞ってみること。夫に趣味の話をするときは注意が必要だ。「趣味って、こだわりの出費という部分があるので、本人のプライドに関わる面も大きいんです。それを頭ごなしに否定しては、ケンカになります」(山崎さん)

 

2つ目は、趣味以外の支出を削ること。生活費は「絞ろうと思えば絞れるのも事実」と山崎さん。3つ目は、自身の稼ぎを増やすこと。「30〜40代前半なら、『趣味のためにもっと稼ぐぞ』という気持ちはあっていいと思います」(山崎さん)

 

4つ目は、生活と趣味の予算を重ねること。たとえば夫がクルマ好きで手放せないなら、子供のためにクルマを使わせることで趣味として認めるというもの。山崎さんが趣味に関するおカネの重要性を訴えるのは、みんなに「死ぬまで趣味人でいてほしいから」だという。

 

「私は、セカンドライフのほうが、趣味にかかるおカネは大変だと思います。収入のない老後でも、自分の趣味を20年は維持できる準備をしておいたほうがいい。おカネのかかるコレクション系の趣味は卒業して、安く楽しめる趣味に切り替えていったほうがいいでしょう。町歩きや郷土史の研究、それに俳句や絵画のような創作系が、終わらずに長く楽しめる趣味としておすすめです」

 

夫の趣味が何かを集めるものだとしたら、一度将来について話し合ったほうがいいかもしれません!

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