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写真集『猫ジャンプ』(ワニブックス刊)に掲載されている、ダイナミックにジャンプする猫たち。撮影した間宮誠爾さん(40)は、普段は事務員として働きながら、2011年暮れから猫の写真を撮り始め、2年足らずで写真集の発売までこぎつけた。

 

幼いころからずっと猫と一緒に暮らしてきたという間宮さんは、大の猫好き。現在も自宅では3匹の猫と暮らしながら、写真集にモデルとして登場している近所の野良猫たちのところにも足繁く通い、日々交流を深めている。本誌の取材当日も、間宮さんが公園に到着するなり、次々と彼のそばに猫が集まってきた。

 

「あるとき、猫の写真を撮ってみようかな、と思い立って。公園に何度か通ううちに、木の枝から枝へ飛び移る猫の撮影に成功したんです。飛んだ瞬間の、手足がピンと伸びたきれいな写真が撮れたので(写真集にも掲載)、“あ、ジャンプ写真っていいかも”と思ったんです」(間宮さん、以下同)

 

そして本格的に“猫ジャンプ”写真を撮り始めた間宮さん。よりよい写真を撮るために、小さな安いデジカメからローンを組んで一眼レフに買いかえ、市販の猫用おもちゃを改造してよりダイナミックなジャンプを誘導するなどの工夫を始めた。

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「その後、上手く撮れたジャンプ写真を500px(オンライン写真コミュニティ)に投稿したら、評判になっちゃったんですよね。それで、“あ、これはイケるのかな”と次々に撮ってツイッターでアップしていたら、出版社の方の目にとまったようで連絡をいただきました。本当にラッキーでしたね。親戚一同、大喜びしています」

 

「この本を見て猫を好きになってくれる人が少しでも増えてくれたら嬉しい」と語る間宮さん。猫の魅力について聞いてみると。

 

「うーん……。人間付き合いは上手いほうではないんですが、猫となら仲よくできるんですよね。写真を撮り始めた初日に行った公園でも、すぐに膝の上に乗っかってきて、丸くなって寝ちゃった猫がいたんです。詳しくは話せないのですが、そのときちょっと落ち込んでいまして、そんなときに膝上で寝る猫になんだか励まされたような気になったんです。ちなみにそのときの猫とは今、一緒に暮らしています」

 

本には、“猫と会話が出来るカメラマン”があるが……。

 

「いやあ、一方的に話しかけているだけですよ。恥ずかしいんですが、猫に話しかけるときって、ちょっとオネエ言葉っぽくなっちゃうんです。『○○ちゃんは毛並みがいいわねぇ~』みたいなかんじで。オネエというか、おばあちゃん喋りかな(笑)」

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今後はどんな猫の写真を撮っていきたい?

 

「本が売れたら、地方、たとえば宮城県の田代島(※猫がたくさんいることで有名)とかに猫を撮りに行ってみたいですね。もっと売れたら海外にも……(笑)。出来ることならライオンのジャンプも撮ってみたいです。命がけですけどね(笑)」

 

取材中も、猫たちと自然にふれあい、一緒に遊び、猫使いのごとく彼らを操っていて、猫たちも本当に楽しそう。もしかしたら間宮さんは猫の生まれ変わり!?

 

<撮影/間宮誠爾(猫ジャンプ写真)・鈴木健一(本誌取材分)>

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