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楽しく、幸せなねことの暮らし。でも、不調やトラブルは突然やってくる。そこで、猫専門医の服部幸先生が、悩みをズバリ解決する「にゃうにゃう猫生相談」!今回も、悩めるねこからこんな相談が届いた……。

 

【Q】「僕は5歳のサバトラです。先日、具合が悪くて病院に行ったら、胃腸炎でした。前日まで元気いっぱいに遊んでいたものだから、飼い主さんがとても驚いていました。ねこって、そんなに急に病気になることがあるんですか?」

 

【A】「ねこは不調を表に出しませんし、外からはわかりません」(服部幸先生)

 

診察して病気がわかったときに、「昨日までは元気だったのに」とおっしゃる飼い主さんはとても多いです。たとえば胃腸炎の場合、人間だと胃もたれ、食欲が落ちる、胃が痛くなる……など、不調に自分で気づくことができます。病院に行くかどうかはその人の考え方によりますが、早期に発見できれば、治りやすいですよね。

 

一方で、ねこは不調を表に出しませんし、胃が痛かったとしても、外からはわかりません。何日もご飯を食べなかったり、吐しゃ物に血が混じっているなど、目に見える症状があって初めて病院へ行こうと思いますよね。この段階で、病気はかなり進行しているのです。

 

また、いぬは病気の進行や治癒が人間より7倍速いといわれており、「ドッグスピード」という言葉もあります。ねこも同様で、昨日まで元気に見えていたコが、急に歩けなくなるということも。同じように、病気がよくなるときもとても速いです。症状に気づきにくく、進行するスピードが速い、ということだけでも覚えていただくといいでしょう。

 

なにか異変に気づいたときに、「ようすを見てみよう」と思うかもしれないですが、ようすを見ているあいだに悪化するかもしれない、ということです。若いうちは元気なねこが多いですが、高齢になると病気にかかりやすくなります。早期に発見して治療することで進行を遅らせたり、完治できる可能性もあるのです。