「驚きました。昨年から大阪はドラマ『半沢直樹』のロケ地、大坂冬の陣400年、日本一の高層ビル・あべのハルカス開業と話題が満載。注目が集まれば運気も集まるということですね」

 

そう話すのは、宝くじ研究家の山口旦訓さん。昨年大みそかに抽せんが行われた年末ジャンボで、1等前後賞合わせて7億円が出た39当せん売り場を見ると、史上最高の7億円がいちばん多く出たのは大阪府の7本。大阪府が年末ジャンボ1等本数で第1位になったのは’08年以来だ。なぜ今、大阪にこれほどの招福パワーが?さっそく本誌記者はその理由を探るべく大阪へ飛んだ。

 

最初に訪れたのは1等・前後賞7億円4本が出た『大阪駅前第4ビル特設売場』。東西を二分する人気店である東京『西銀座CC』(7億円2本)を抑え、みごと日本一の売り場となった。販売員の宮田美紀さんは年末の売り場の熱気をこう語る。

 

「平年なら、お客さんの列が第4ビルを1周半するのは最終日くらいなんですが、今回は“大安”がくるたびにそんな行列ができました。もちろん最終の大安は、ものすごい人であふれかえって……」

 

つぎは人口27万人の小さな市から2本の7億円が出た八尾市。『八尾駅前CC』は近鉄八尾駅のまん前にあった。

 

「“残り福”というんですかね。7億円の当せんくじは最終日(12月20日)に売れた中の連番3枚なんですよ。本来18時半に売り場を閉めるのですが、最終日は行列が途切れず19時半ごろまで販売したんです。あの行列の中のどなたかに当たったと思います」((販売員・石田美保さん)

 

近鉄八尾駅から車で30分ほど南に下ったところにあるのが『八尾イズミヤCC』。スーパーの一角にある売り場だが、ここからも7億円が出た。

 

「販売最終日の夕方6時くらいだったと思います。中年の男性が『連番を100万円分ほしい』と売り場にいらしたんですよ。でも最終日閉店間際で連番は600枚くらいしか在庫がなくて、あとはバラで2千700枚ほど用意しました」(販売員・上畑直美さん)

 

そして今年1月10日、“見覚えのある男性”が3千330枚を未開封のまま持参し、「当せん確認を」と言ったという。

 

「大量だったので機械チェックするのに30分くらいかかったんですが、その中に7億円が入っていたんです」(同前)

 

それにしても、この大阪エリアの1等連発はまさにミラクル。関西の風水にくわしい京都風水師のほへとさんは、大阪駅と八尾市の位置関係に注目。地図上で、大阪駅と八尾市の2つの売り場を直線で結ぶと、その間にちょうど大阪城と造幣局本局が位置する。

 

「大阪城から発せられた強い気がお金を造る造幣局の上を通ることで金運を授かり、同一線上の大阪駅と八尾市の売り場に多くの1等をもたらしたと考えられます。この協力なパワーは今年一年は衰えません!」(ほへとさん)

 

今年の春にはあのハルカスがグランドオープン。次のグリーンジャンボも、ぜひ大阪に期待したい。

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