わが子を“就職難民”にしないためにはどうしたらいいのか?偏差値平均50前後の“入りやすくて就職力を鍛えてくれる”穴場の大学があると、大学ジャーナリストの山内太地さんは教えてくれた。

まず文系でオススメなのが神奈川県『産業能率大学(経済学部)』(偏差値50)。この大学では、教員が一方的に教えることはしない。学生はグループとなり、教員と相互方向で特定の課題に取り組む“アクティブラーニング”をというスタイルを実践。ユニークな教育システムで就職内定率は92%(’11年3月現在)。

理系でイチオシなのが石川県『金沢工業大学(工学部)』(偏差値50)。就職率のは毎年90%前後の実績を誇っている。同大も“アクティブラーニング”を取り入れており、5〜6人のグループで人力飛行機や電気自動車などを作るプロジェクト活動に力を入れている。企業とコラボレーションする機会もあり、おかげで技術交流はもちろん、社会人として必要な能力も自然と身につくという。

文理融合した学問を展開している東京都『東京農業大学(国際食料情報学科)』(偏差値53)も注目だ。就職率が高いことで有名な理系大学だが、この学部は国語、英語、社会の文系受験ができる。卒業生との交流が非常に多く、その縦のつながりが就活にも一役買っているそうだ。

知名度は低いが、同レベルの有名大学よりも、実践型の教育が受けられる大学はまだまだあると山内さんは話す。
一度検討してみてはいかがだろうか。

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