アラフォー貧困女子 区民税未払いで全財産を差し押さえ

最新調査によると、所得が少なく生活が苦しい人の割合を示す『相対的貧困率』(厚生労働省・国民生活基礎調査)が、過去最悪の16%を記録した。さらに、今や独身女性の3分の1が貧困女子〈手取りから家賃を引いて8万4千990円(生活保護基準)以下になる人〉に相当するという現代社会。”アラフォー貧困女子”の実態に迫った。

「仕事があったのですが交通費が足りず、10年ほど使っていた貰いもののヴィトンの名刺入れを売りました。物を売らねば生きていけないことに傷つきました(笑)。しかも4千円にしかならず……」

そう話すのは、フリーでウェブデザイナーをしている田中佑子さん(35)。彼女は、納税できず資産を差し押さえられたことがあるという。

「同じ区に8年ほど住んでいますが、区民税を一度も払ったことがありませんでした。区役所から資産差押さえの警告電話がきましたが、それも放っておいたんです。そしたら、2カ月後に銀行から『あなたの口座を区が差し押さえました』と言われ、全財産が凍結してしまいました」

そのとき、財布の中身は2千円ほど。『生活できないから、お金を戻してほしい』と区役所に頼み込んだが望みはかなわず。数日間を2千円で過ごすことになった。2年前はもっとも収入が少なく、手取りで月10万円以下のときもあり、年収は100万円台だったそうだ。

「今、年収は200万円弱ですが月20万円いかないこともあります。定職ではないので、安定収入がありません。家賃8万円は、親や彼氏に払ってもらうこともあります。人に寄生して生きていますね……」

勝手気ままに楽しい毎日を送っているかに思える、独身アラフォー女子。だが、その実情はなかなかきびしい生活を強いられているようだ。

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