”内臓脂肪を半減させる”発表で話題沸騰「痩せるすだちレシピ」

今春、徳島県特産のすだちの果皮に脂質の代謝を改善し体重増加を抑える効果があると、徳島大学大学院の酒井徹教授(実践栄養学)らが発表して話題になっている。
「すだちの皮には『スダチチン』というポリフェノールの1種が含まれている。これを高脂肪食を与えているマウスに体重1キロあたり2ミリグラムを投与したところ、12週間後の内臓脂肪量が何も与えていないマウスの約半分になっていたんですよ」(酒井教授)
『スダチチン』は名前のとおり、ゆずやかぼすには含まれないすだち独自のダイエット物質なのだ。ただし、『スダチチン』が含まれるのは皮のため、果汁と皮をいっぺんに取るのが理想的とのこと。今回、徳島県出身の人気料理研究家・浜内千波さんに「痩せるすだちレシピ」を考案してもらった。レシピは2人分だ。
【くちゅくちゅ豆腐すだちイン】
絹ごし豆腐1丁をタッパーに入れ、すだちの皮2個分をすりおろす。オクラの小口切りとすだちの絞り汁、塩小さじ1/2を加え、タッパーにふたをして20~30秒シェイクする。
【おじゃがすだちサラダ】
じゃがいも2個をレンジにかけて(600Wで約4分)火を通す。食べやすい大きさに切り、すだち2個分の絞り汁と塩・こしょうをふり、混ぜてさます。子房に分けたしめじをこんがりフライパンで焼く。ボウルに卵黄、すだちの皮を入れざっくりと混ぜ、塩・こしょうで味を調える。
【鶏胸肉のすだち味噌焼き】
鶏胸肉1枚にかるく塩・こしょうし味噌をもみこむ。フライパンでこんがり焼いたらふたをして弱火で蒸し焼き。きれいに切り分け、すだちの皮をすり、おろしを散らばせる。最後にすだちの絞り汁をかけていただく。
「このほか、煮物でも焼き魚でも炒め物でも最後にすだちをさっと搾りかけると、爽やかな味になって夏でも食欲が進みます。このときひと手間ですが皮もすりおろしてかけてみてください。風味がぐっとよくなります。お味噌汁にも最適ですよ」(浜内さん)

 

関連カテゴリー: