9月に急増!「夏バテが更年期症状悪化させることも」と医師

「厳しい暑さによる夏バテが、更年期の不快な症状を悪化させることもあります」と警鐘を鳴らすのは、東京『M’sクリニック南麻布』の院長・伊藤まゆ先生。

「更年期の症状には個人差がありますが、ホットフラッシュ、眠りが浅い、冷え性、便秘や下痢などお通じの不調、頻尿にイライラ、肩こりなどが挙げられます。猛暑や過度の節電は、これらに拍車をかけるといえるでしょう。たとえば、ホットフラッシュは血管が極端に開いてしまうことで起こりますが、暑いとさらに血管が開きやすくなります。また、エアコンを控えることによって、寝苦しさや食欲不振に陥り、疲れや倦怠感を引きずることに」

症状が悪化すれば、最悪の場合「冷蔵庫に頭を突っ込みたくなるほど上半身がほてる」「気分がふさぎ込み、涙があふれて止まらない」「ベッドから起き上がるのも億劫……」という症状に陥ることも。大切なのは早めの対策。そこで伊藤先生に「更年期の女性をケアする栄養素と食材」を挙げてもらった。

【ヘム鉄】(鰹、アサリの水煮、牛もも肉、がんもどき、小松菜などに含まれる)「貧血に強い味方・鉄分。ビタミンCと併せて取ると、さらに吸収がよくなります。ただしレバーはヘム鉄を豊富に含みますがコレステロールも多い食材。どうせなら鰹など赤身の魚を血合いごといただきましょう」

【葉酸】(モロヘイヤ、ホタテ、小松菜、パプリカなどに)「更年期の女性の心血管疾患のリスクを下げる強い味方。コレステロール値は正常でも、心筋梗塞や血管系の病気になる方はホモシステインという悪玉アミノ酸値が高い場合が多いのです。葉酸とビタミン12(アサリ、鰹、ホタテなど)を一緒に取ると、この悪玉アミノ酸を正常なアミノ酸に変換できます」

【イソフラボン】(豆腐や納豆などの大豆商品に)「イソフラボンは女性ホルモンと類似の作用があることで有名。更年期のつらい症状は、女性ホルモンを分泌しにくくなった卵巣に向かって、脳が『もっと頑張って!』と過剰な信号を発することで起こるもの。ここでイソフラボンを摂取すれば、脳は女性ホルモンが体内に十分あると納得して、過剰な信号も出なくなり、症状も起こりにくくなります」

【塩分】「高血圧の人は注意が必要ですが、塩分が不足すると疲れやすくなり、肌の調子も悪くなります。スポーツ飲料などで上手に補給しましょう」

【カリウム】(海藻、豆製品、芋、野菜、果物、鰆、バナナ、アボカドなどに)「これが不足すると脱力感や食欲不振に。またむくみを解消する効果もあります。すき焼きなど、味の濃いものを食べた翌日は特にむくみやすいもの。そんなときは、朝、バナナやアボカドを食べましょう。エネルギー代謝がよくなり、むくみ知らずに!」


 

 

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