いつ解散するかわからない国会情勢。次の日本のリーダーを見極めるために、政治を知る最適な本は?

 

「私のママ友の間で話題になっているのが『ぼくらの祖国』(青山繁晴著1,680円扶桑社)。原発、資源など、日本人が知っておかなければいけない現状を、小学校高学年くらいで読める優しい言葉で書いてあります。そもそも、この国には「祖国」を考えない人が多すぎます。世界のどの国でも、真っ先に教わるのが「祖国について」なのに。本書では、日本の領土にもかかわらず今も立入り禁止で、2万人以上の遺骨が放置されたままの硫黄島についても触れています。

 

祖国について学んだら、次は政策を知ること。政治家を選ぶには、政策に対し自分の意見を持つことが大事です。『この国で起きている本当のこと』(辛坊治郎著1,000円 朝日新聞出版)は、現在の日本の政策問題を取り上げています。辛坊治郎さんが事実を記録し、事実の力で未来を変えようと正直に書かれた本。たとえばフランスで少子化対策が成功したのは、弱者を切り捨て、富裕者層に優遇措置をしたからだとか、けっこう思い切ったことを言っています。橋下さんを担いだ松井一郎・大阪府知事らの思惑については、一読の価値ありです。

 

そして政治家を選ぶためには、理想の政治家像を持ちましょう。『政治家』(岩見隆夫著1,890円 毎日新聞社)は、戦後の政治家の素顔を、家族や側近とのエピソードなどから導いた、人間味あるコラム集。政治の話が苦手な女性も、抵抗なく読めるはず。自民党の安倍晋三総裁については、その欠点を「人情と優柔不断と勘の悪さの3つだ」と分析しています。でも安倍さんには、充電して再起してほしいとも書いてある。まさに、それが現実となりつつありますね。

 

私は、政治家に必要な資質は覚悟だと思います。今の政治を見ても、覚悟ある決断で解決できる問題は多いように見えます。拉致問題なんて、北朝鮮の政権が代わった今が千載一遇のチャンス。今やらなくて、いつやるのですか」