朝ドラ『あまちゃん』の舞台、岩手県久慈市には、ロケ地をひと目見ようと、観光客がドドッと押し寄せている。いつもは静かな海女の町「小袖地区」も、この騒動でてんてこ舞い。そこで、町のために一役買っているのが、地元の女子高生が所属する「海女クラブ」と、子供たちの「ちびっこあまちゃん隊」なのだ。

 

観光客から「かわいい〜」とカメラを向けられているのが、0歳から9歳までの地元の子供たちで結成された「ちびっこあまちゃん隊」。かすり半テンに“北限の海女”と書かれたハチマキ姿の総勢20人。市内外のイベントなどで活動する予定、といっても特に仕事をするわけじゃない。

 

ただ居るだけで、お仕事になってしまうのが「ちびっこあまちゃん隊」。ちっちゃい海女姿に観光客は大喜びだ。1歳と3歳の大下姉妹は“潮騒のメモリーズ”衣装を。これはお母さんの手作り。「アイドルになるのはいいけど、東京には行かせたくないです(笑)」とお母さん。

 

いっぽう、「海女クラブ」の女子高生たちは、観光客のガイドや販売補助など、夏限定のアルバイト。中川沙耶さんは「本物の海女さんたちの指導は厳しくて、言葉もきついけど、そこにはプロとしての自覚と愛があるんです。“かっけ〜”と思います」。

 

“リアルあきちゃん”たちは、「久慈を盛り上げたい」と瞳をキラキラ輝かせている。これからの観光シーズン、プチあまちゃんたちの活躍に注目するべ!

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