「私が最長出演コメンテーターだなんてビックリ!人気番組になるとも思わなかったですしね。だって、最初は有楽町のビックカメラの1階とかで撮ったんですよ」

 

そう話すのは、作家の岩井志麻子さん。あのマツコ・デラックスが長らくコメンテーターを務め、近ごろは問題を起こした芸能人の復帰番組としても注目される『5時に夢中!』(TOKYO MX)が、放送10周年を迎えた。出演者も視聴者も夢中にさせる『5時に夢中!』とは?最長出演コメンテーターの岩井さんが、その魅力を語ってくれた。

 

【番組チン事件】

「これでも私、いくらMXでも生放送で言っちゃいけないことは言うまい、って感覚はあるんです。だから、当時隣にいた西原理恵子が『マ◯コ』って言ったときは、これは白昼夢?今の空耳?と(笑)。その後、彼女が番組を降板して『西原はマ◯コ1発で降ろされて、毎回チ○コと言ってる岩井が降ろされないのはなぜなんだ!男性差別か女性差別どっちや〜』みたいな反響に、一度は自粛しようと思ったけど、結局チ○コって言っちゃうんですよね」

 

【ハプニングが似合う番組】

「『5時に夢中!』のおかげで私、すっかり下ネタの人になっちゃったし、ホンマすごい番組だわ。世間一般では、あのマツコさんが出てきた番組ってことになるんでしょうね。その初出演も、番組をドタキャンした人がいて、『急きょ誰か来れないか?』『面白い人がいるよ!』って呼ばれたのがマツコさん。それでブレイクでしょ。そういうハプニングが似合う番組なんですよね」

 

【下ネタが金になる】

「下ネタ言ってそれが金になるっていうのは、ココだけですから。この番組がなくなったら、私は出家しますよ。で、寂聴さんのように京都に住んで、『女性自身』で連載(笑)?でも、この番組、いつの間にかみそぎの場っていうか、のりピーがやってきたり、板東英二さんが出たり。矢口真里さんはいつですか?みたいな(笑)。スキャンダルとか不祥事を起こしたタレントがいると、そろそろ出るだろう、と。そんなふうに使われるようになりましたよね」

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