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テレビ局勤務のころから、プロ野球選手、オリンピックのメダリストなど、トップアスリートと親交があった義田貴士さん(48)。約4年前からは、メンタルトレーナーとして一流スポーツ選手のほか、企業経営者、OL、主婦、学生などのメンタルトレーニングを行っている。

 

「スポーツジャーナリストとして、数々のトップアスリートを取材してきて、彼らには共通点があることに気づいたんです。それはメンタルの強さ。一流選手というのは、ここぞ、という大舞台で素晴らしい結果を出しています。それに対して、自分自身について振り返ると、僕も野球少年でしたが、彼らと大きく違ったのは、本番でなかなか結果が出せない選手だったということ。つまり、メンタルが非常に弱い人間だったんです」(義田さん・以下同)

 

メンタルというものについて一から勉強して、自分自身の弱さを払拭したい。同時に、選手を取材するときにも役にたつかな。そう思ったのがメンタルトレーナーを目指すきっかけだった。メンタルトレーナーとして仕事をしていくうち、義田さんは、アスリートだけではなく、ビジネスマン、OLなど、心に悩みを抱えつつ、結果を出したいと思っていることを知る。なかでも、子どもを持つ主婦は、子どもとの関わり合いのなかで悩んでいる人が多かった。

 

「たとえば、子どもの受験や部活、習い事。親として、子どもが良い結果を出せるようにと、塾に通わせたり、習い事をさせたり、精いっぱい考えている。でも、肝心の子どもがなかなか勉強をしてくれないし、やる気になってくれない、と言うんです。さらにいうと、そんな子どもとどんなふうに接したらいいのかわからない、と……。そんな悩みを聞いていくうちに、子を持つ母親の心のケアや、子どもたちのメンタルトレーニングを行う機会が増えていったんです」

 

子どものメンタルを鍛えるために重要なのが、ポジティブな言葉だ。「どうせ……」といったネガティブな言葉は、「自分にはできない」と心を萎縮させ、体を緊張させ、うまくいくものもいかなくなってしまうという。そこで、義田さんが子どもたちを成功に導く「言い換え習慣」を伝授。

 

【NGワード】どうせ……できない

【OKワード】全部はできないけど……ならできる

「成績が悪いから、下手だから、『どうせあの子にはできない』と、やる前から考えたら終わり。ダメななかでも、『これならできる』という部分を増やしていくことを心がけましょう」

 

【NGワード】……は絶対にムリ

【OKワード】……の可能性がある

「子どもも大人も、自分には何かしら可能性があると信じることで心が鍛えられるんです。親なら子どもの可能性を残してあげること、『できるかもしれない』と気づかせてあげることが大切です」

 

【NGワード】普通は……、一般的には……

【OKワード】私は……、僕は……

「みなさんがふだんなんとなく思っている『普通』は、『自分にとっての普通』ではないんです。『人はああ言っているけど、私はこう思う』と、主語を入れて考える習慣を身につけましょう」

 

【NGワード】……ねばならない

【OKワード】……したほうがいい、……したい思いはある

「お子さんが『テストで100点を取らなきゃ!』と、自分の言葉で自分にプレッシャーをかけて、がんじがらめになっていませんか。『取ったほうがいい』と言い換えてあげると、子どもの心に余裕ができます」

 

ほかにもネガティブな言葉たちは、ポジティブな言葉に変換していこう!

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