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今年はドライハーブのインテリアがトレンド! だがその魅力は、おしゃれなたたずまいやナチュラルな香りだけではない。ドライハーブは、女性の体にうれしい効能をたくさん隠し持っているという。

 

「ハーブはヨーロッパを中心に、古くから薬として使われてきた植物です。心身の不調を整えたり、予防したり、自然療法として確立されているんですよ」

 

そう語るのは、有機ティーブランド「WHITETREE HEALTH AND BEAUTY」代表で、著書に『ココロとカラダを癒す ハーブを楽しむ暮らしのレシピ』(朝日新聞出版)があるフローレンスめぐみさん。

 

「薬というと苦いイメージですが、ハーブは香りがよくておいしいから、生活に無理なく取り入れられるのが魅力です。更年期障害など、ホルモンバランスの乱れからくる不調にも適していますし、この時期なら、殺菌作用や冷え解消効果があるから、風邪対策になります。ハーブはドライにすることで成分が凝縮して効能が高まり、保存性が上がるので、まとめて作っておくといいですね」

 

ドライにしたハーブは、冬の“温活”にもすっと取り入れられるのが魅力。ポカポカと温まりながら、手作りならではの無添加でナチュラルな風味を楽しんでみよう。紹介するレシピを参考に、好みのハーブでアレンジしてもOKだ。

 

■ハーブティー

 

【材料/ポット1個分】
セージ(ドライ)…小さじ1/2(約1本分)
ローズマリー(ドライ)…小さじ1/2(約1本分)

 

【作り方】
1)ティーポットとカップを温めておく。
2)セージとローズマリーはキッチンペーパーでふいて手でくずし、ティーポットに入れて熱湯90mlを注ぐ。ふたをして3~5分ほど蒸らし、スプーンで軽く混ぜ、茶こしを通してカップに注ぐ。

 

【ポイント】
冷えはもちろん、蒸らしている間の香りがストレスケアに。体内に入れることで、直接的な効果が期待できる。食用のハーブを使って。

 

■コーディアル

 

【材料/約150ml分】
ラベンダー(ドライ)…20g(4~6本分)
グラニュー糖…100g
レモン汁…大さじ1

 

【作り方】
1)鍋に水200mlとラベンダーを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、さらに3~5分ほど煮る。火を止めてふたをし、5分ほど煮る。火を止めてふたをし、5分ほど蒸らす。
2)1を茶こしでこし、煮汁を鍋に戻し入れ、グラニュー糖を加える。グラニュー糖が溶けるまで弱火にかけ、冷めたらレモン汁を加える。

 

【ポイント】
のどと肌をうるおす“美容液”。コーディアルと炭酸水は3:7の割合で割っていただく。水やお酒でも美味。こちらも食用のハーブを使って。

 

■ハーブオイル

 

【材料/150mlの保存ビン1本分】
オリーブオイル…150ml
ローズマリー(ドライ)…1~2本分
唐辛子…少々
ブラックペッパー(ホール)…適量

 

【作り方】
1)ローズマリーはキッチンペーパーでふく。唐辛子、ブラックペッパーとともに、熱湯消毒した保存ビンに入れる。
2)1にオリーブオイルを注ぐ。毎日1回ビンをゆるり、日の当たらない場所に1週間ほどおき、ローズマリーを取り出す。

 

【ポイント】
加熱すると香りが飛んでしまうので、料理の仕上げにひと振りしてアンチエイジング。ビネガーで作っても。2~3週間以内に使い切る。

 

冬のドライハーブは美容と健康に大活躍! ふだんの暮らしに無理なく取り入れられるので、ぜひお試しあれ!

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