いよいよ始まった“平成最後の年”。来たるべき新元号時代を充実させるためには、「5月1日の御代替わりまでの4カ月間に、どのような種をまくか」が大切だと江原啓之さんは言う。そんな特別な時を迎えるにあたり、どのように日々を過ごせば新しい幸せの種を宿すことができるのか。そこで「江原啓之の“御代替わり”人生相談」を。幸せに生きるヒントが詰まった江原さんの言葉に耳を傾け、“新しい私”に思いをはせてください。

 

【Q1】「80代の母は父亡き後、一人暮らし。兄が遠方勤務のため、長女の私が母の介護を担っています。母からは『私みたいにならないように』とガリガリ勉強させられ、洗脳されて育ち、ずっとソリが合わない微妙な関係です。気難しく『施設には入りたくない』と言う母に、悶々としながら介護をしています。要介護2なのでときどきヘルパーさんは来ますが、こんな気持ちで介護を続けるより施設に入ってもらったほうがいいのでしょうか?」(55歳・契約社員・神奈川県)

 

【A1】「葛藤してください。人生には『有意義な無駄な時間』があります」(江原啓之)

 

いずれお母さまを見送るまで、とことん葛藤するその期間は、あなたにとって非常に大切な時間です。人生には「有意義な無駄な時間」があります。親は自分の時間を使ってボランティアであなたを育ててくれた人。この世に生みだしてくれただけでも感謝すべき存在です。「介護ができる」というこの時期に、一生分のお返しができるのかもしれません。

 

「洗脳された」「ソリが合わない」といつまでも思っているのは甘えであり、あなたの依存心です。霊魂はグループ(類魂)に属しているものなのですが、親だからといって同じ類魂からきているとは限りません。絆というのは、最初からあったものではなく、「結んで深める」ものなのです。

 

【Q2】「世の中、ネットやスマホが氾濫しすぎてついていけません。それでも、離れて暮らす子どもとの会話や、職場の連絡事項にはLINEが必須なので、しかたなくスマホを契約しました。ですが、窓口での店員さんの説明がよく理解できず、高額な契約(スマホ本体13万円を毎月分割払い)をさせられ、『だまされている』とは感じたものの泣き寝入り。こんな生きにくいネット社会と、どう折り合いをつけていけばいいのでしょう」(63歳・パート・東京都)

 

【A2】「問題はネット社会ではなく、あなたの依存心にあります」(江原啓之)

 

この世の悩みはすべて“不幸の三原則”、すなわち「自己憐憫」「責任転嫁」「依存心」に原因があります。これを改めればおのずと幸せになれます。

 

だまされた自分が「かわいそう」(自己憐憫)だと思うのですか? お子さんと連絡を取りたいのであれば、電話や手紙ではいけませんか? また、「よくわからない契約をさせられた」と責任転嫁をして嘆く前に、「誰かにどうにかしてほしい」という依存心を捨てて、自分ですみやかに解約しましょう。

 

仕事でどうしてもLINEを使わなければならないのなら、「仕事だけ」と割り切って必要最低限にし、プライベートでは使わないことです。解約料はもったいないけれど、高い勉強料を払ったのだと反省し、以降は、理解できないような説明をする相手に乗せられて契約をするようなことはやめましょう。