長財布“信仰”に待った!FP断言「ミニ財布の方がお金が貯まる」

「“長財布にするとお金持ちになれる”と聞いて、長年使っていましたが、重くてかさばるし持ち歩くのが大変。そこで、恐る恐るミニ財布に替えたところ、重さが5分の1になっただけでなく、お金もたまり始めたんです」

 

金運のためにと長財布にしていたのが、大失敗だったと反省するのは、7年前から名刺より小さな財布を愛用するファイナンシャルプランナーで主婦の山口京子さん。

 

収納の多い長財布は、クレジットカードやポイントカード、レシート、クーポン、病院の診察券、運転免許証などで、つねにパンパンになりがち。なんでも入っていて安心感がある一方で、お金の流れが見えにくくなり。浪費の原因になってしまうという。

 

家計相談のプロである主婦ファイナンシャルプランナーの朝日莉恵さんも、「長財布はカードが増え、レシートが何日分もたまってしまうことが落とし穴だった」とデメリットを証言。10年来愛用してきた長財布からミニ財布に乗り換えたことで、月平均で5,000円の節約になっているという。

 

お金の達人も実感するミニ財布の効果。そこで、お2人の体験とともに、ミニ財布で“節約体質”になれる理由を教えてもらった!

 

【証言1】レシートを見る癖がつき、ムダな出費がなくなった

 

ミニ財布の特徴といえば、やはりムダな物が入らないこと。

 

「なので、毎日レシートを取り出すように。家計簿をつける癖も身につくようになります」(朝日さん)

 

山口さんは家計簿をつけられなくても、レシートを見るだけで、ムダな出費に気づけると話す。

 

「今日は買い物が多かったとか、ママ友のお付き合いがらみが多かったなど、こまめに見ることで、支出の“振り返り”になるんです。使いすぎに気づいて、気を引き締めたり、欲しかったものを翌月に繰り越したりするなど、毎月、予算をオーバーしにくくなります」

 

【証言2】使うクレカを絞ったら、明細がそのまま家計簿に

 

2人のミニ財布はどちらも、二つ折りより小さい三つ折りタイプで、小銭入れ付き。カードの収納ポケットは4つで持ち歩けるクレジットカードは限られている。

 

「余分なカードは入らないため、それまで入れていた4枚のうち2枚を解約。ポイントがたまりやすいメインのカードと、リスクを考えて、サブの別ブランドの交通系カードだけ残しました」(朝日さん)

 

会費のかかるカードが何枚もあるなら、使うカードを絞って、ほかを解約するだけでも、節約できる額はけっして少なくない。

 

「それにメインのカードに絞って使ったほうが、ポイントが集約されて、使い勝手がよくなりますし、利用額に応じて内容が変わる特典も、豪華なものを受け取りやすくなります」(山口さん)

 

長財布のときは4枚ほど持ち歩き、合計10枚以上のカードを持っていた山口さんは、カードを「持ち歩き」「お留守番」「廃棄」の3つに分け、財布の中のカードを2枚にまで厳選したという。

 

「カード払いは決算が翌月になりことも多く、支払い日もバラバラなので、たくさんカードを持っていると、使った金額が把握しづらい。2枚にまで減らしたことで、月の支払い総額や銀行口座の残高が管理しやすくなりました。使うカードを絞ることで、支払い履歴がそのまま家計簿代わりにもなります」(山口さん)

 

【証言3】持ち歩く現金が減って、無計画な買い物も減った

 

長財布はなんでも入るがために、手持ちのお金が把握しづらく、いつのまにかお札が消えている……なんてこともある。

 

「ミニ財布は収納が少ないので、お札や小銭も整理しやすい。私は現金が5,000円を切ったら、1万円札を入れると決めていて、財布の残金を即座に答えられます。それに持ち歩く現金が少なくなってから、財布の中身と相談して買うのがクセになり、使いすぎにも敏感に。月平均で5,000円程度、支出が減るようになりました。小銭はほとんど入りませんが、災害時など、現金が必要なときの備えとして、家に保管しておくと思えば、とくに困ることはありません」(朝日さん)

 

山口さんはデビットカードを活用し、最低限の現金のみ持ち歩く。

 

「クレジットカードと異なり、デビットカードは商品購入時に銀行の口座から即時に代金が引き落とされる仕組み。購入履歴をネットなどで確認でき、使いすぎを防げます。スマホのキャッシュレスが苦手な人にもおすすめです」

 

【検証4】ポイントカードが財布の中で迷子にならない

 

「長財布のときはポイントカードなどを10枚近く持ち歩いていましたが、ミニ財布に替えてから、その店に行くときだけ持っていくように。支払いのときにサッと出せるので、ポイントの取りこぼしがなくなりました」(朝日さん)

 

山口さんはミニ財布にしたタイミングで、ポイントカードを1枚に絞ったという。

 

「これまでは、“ポイント倍増”の言葉につられて、つい買いすぎてしまうことがありました。でもよく考えると、もしポイント倍増で還元率が1%から2%になったとしても、1万円分買って増えるポイントは100円分。ポイントを少しでも増やそうとして余計な買い物をするくらいなら、買い物を1つ減らしたほうが、よほど節約になります」(山口さん)

 

お金の出入り口である財布を替えることは、財布の使い方やお金の習慣を見直すきっかけにもなる。節約体質になるためにも、ミニ財布に替えてみては。

 

「女性自身」2020年7月21日号 掲載

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