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「夫がテレワークになって家にいるので、照明やテレビの使用が増えて……。電気代が経費で落ちるわけでもないし、思わぬ出費に困っています」

 

そう嘆くのは40代の専業主婦。新型コロナウイルスで生活が変化したことにより、電気代が激増しているのだという。

 

電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」によると、緊急事態宣言が発出された4月7日の前後3日間を比較したところ、テレワーク時間帯(午前9時~午後6時)の電気使用量が急増。1カ月の電気代に換算すると、3,493円ものアップになるという。

 

外出頻度の減少に記録的な猛暑があわさるといわれている今年の夏。そこで、節電したいけれど、方法がわからないというあなたのために、節電方法をクイズ形式で出題! 教えてくれたのは、家庭の省エネエキスパート検定資格を持つ、節約アドバイザーの丸山晴美さんだ。

 

【Q1・炊飯器】日本人の食に欠かせない! どちらの習慣のほうが電気代は安い?

 

(1)朝炊いて、夜まで保温する〈約10時間〉
(2)朝炊いて保温はせず、食べるときにレンジで温める

 

正解は(2)。4時間以上保温するなら、電子レンジがお得。

 

「在宅時間が長くなると、ご飯をまとめて炊いておく主婦も多いはず。省エネルギーセンターの試算では、3合炊いて残りの半分を4時間保温する場合と、保温機能を使わずに電子レンジで温め直した場合とだと、ともに電気代は約8円と同じ。つまり、4時間以上保温するなら、小分けにして食べるたびに温めたほうが節電になるし、おいしく食べられることも多い」(丸山さん・以下同)

 

【Q2・乾燥機】梅雨の心強い味方。どれで乾燥させるのがいちばん安い?

 

(1)浴室乾燥機
(2)ドラム式洗濯乾燥機
(3)縦置き式洗濯乾燥機

 

正解は(2)。ドラム式は3カ月で約2,250円。

 

「縦置き式は1回の洗濯から乾燥で約50円程度かかるのに対して、ドラム式(ヒートポンプ)はその半分の約25円。雨の多い6月からの3カ月間、毎日使った場合、縦型では約4,500円、ドラム式は約2,250円。風呂場の浴室乾燥機は、乾燥させるスペースが広いぶん、1時間に約30~50円の電気代を使う。1日5時間使った場合、3カ月で2万2,500円もかかります」

 

今年の夏は、記録的な猛暑がくるともいわれており、家計には厳しい夏になりそう。創意工夫で、少しでも節電を心がけよう。

 

出典:経済産業省・資源エネルギー庁「省エネ 性能カタログ 2015年 夏版」、「省エネ 性能カタログ 2019年版」、電力・ガス比較サイト「エネチェンジ」

 

「女性自身」2020年7月14日号 掲載

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