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そういえば、ずっとログインしていない動画サイトがある。このカード、もう1年間も使っていないかも。せっかく契約したスポーツクラブも、行ってない……。そんな「やめ忘れ」に終止符をーー!

 

「固定電話のとあるサービスを契約していて、5年も使っていなかったんです。解約するのをすっかり忘れていて、ずっと月額使用料を払い続けていました(笑)」

 

失敗談を話してくれたのは、テレビや雑誌などで活躍中のファイナンシャル・プランナー畠中雅子さん。主婦として実生活に裏打ちされたアドバイスに定評がある。

 

「最近はデジタル化が進み、明細が自宅に送られてこなくなるなど、契約していること自体を忘れていることは結構あると思います。コロナ禍での巣ごもりで、多くの人がさまざまなサービスを契約したと思いますが、一度見直してスッキリさせてみては? 年間、数万円の節約になります」(畠中さん)

 

そこで畠中さんとともに、次の点検・解約リストを順に見ていこう。

 

【契約しているが使っていない】

 

■有料チャンネル

巣ごもり期間に契約しすぎたものを見直そう。「ハマっている番組や連載が終わったらいったん解約を」(畠中さん・以下同)

 

■デジタル新聞・雑誌

読まない時期はマメに解約。「読みたいものがスタートしたとき再契約しよう。デジタル新聞などは、契約期間中に日付をさかのぼってまとめ読みするとお得です」

 

■クレジットカード

「クレジットカードは3カ月間一度も使わないなら解約を検討するのが妥当です。また、年会費が無料だからといってキープするのも危険です。個人情報の漏洩などリスクもありいったん解約するのが安全」

 

■休眠銀行口座

長い間動きのない預金口座は、休眠口座になってしまう可能性があるので要注意。「休眠口座は、放っておくと残高もろとも失効すてしまう可能性もあるので早めに手続きを」

 

■自動車保険(損害保険)

「学生のお子さんの分もまとめて自動車保険に加入するケースが多い。ですが、若者を被保険者に加えると保険料が高くなります。たまにしか運転をしないのなら子どもの分は“LINE保険”などに切り替えると年間5万円は節約に」

 

【サービスが被っている】

 

■ポケットWi-Fi

「勧められたポケットWi-Fiに加入して月額数千円を払っている人は多いですが、仕事で使わないならテザリングで十分」

 

■インターネットプロバイダ

「プロバイダはマンションや集合住宅で無料で加入できるケースも増えています。個人契約しているものは解約してもよいかも」

 

【解約忘れがち】

 

■固定電話のオプション契約

「固定電話は使用頻度が減っていますが解約する勇気はないという人は多い。ですがやナンバーディスプレイなど、オプションは外してもいいのでは?」

 

■携帯やスマホの2年契約などの期間限定キャンペーン

「携帯やスマホは契約時に解約期間が限定され、それ以外の期間に解約すると違約金が発生するケースもあるのでふせんなどでカレンダーに解約期間の印をつけ、スケジュール帳に書き込んで忘れずに」

 

■自動車税

「車を買い換えたとき、年払いしてしまった前の車の自動車税は取り戻せます。このことを知らない人が大勢います。月割りで清算されるのでもらい忘れないよう」

 

■英会話、スポーツクラブなどお稽古系

「習い事やスポーツジム、寄付や有料サイトなどをカード払いで漫然と引き落としになっているケースも多い。一度、明細書をよく点検しましょう」

 

■占いサイト、チャリティ、ファンクラブなど

自動引き落としになっていて契約・入会していることをすっかり忘れているケースもある。クレジットカードの明細などをよく確認して調べてみよう。

 

無駄な契約を断捨離して新しい年をスタートさせよう!

 

「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載

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