■検索して応募する方が当選率が高い
――具体的に書くことは、どの懸賞でも重要だという。
長場 最近、スーパーの懸賞で応募ハガキに「次のプレゼントは何が欲しい?」という項目があったので、有名な美顔ローラーの商品名と型番を書いて応募したらホットプレートが当たりました。読み手は情報が欲しいので、ただ「美顔ローラー」と書くより型番まで入れたほうがいいんです。
なお アンケート付きの懸賞は、チャンスですよね。アンケートって番号を選ぶだけの項目も多いんですが、そこにプラスでコメントを書くのがコツです。先月も、ある雑誌で賞金が当たりました(笑)。「どの記事がよかったか」「番号を選んだうえで、特に記事のここに共感した」と感想も付け足すんです。
南 インスタとかツイッターは基本的にフォローとリツイートや「いいね」を押すだけでも応募できますが、私もコメントは書きます。ただし、大企業やその場で当たる系の機械抽選には、コメントを書く必要はありません。
なお 私も苦手ながらツイッターもやるんですが、ポチッとするだけで運がよければ当たるし……。
南 基本はそうですよね。
なお でも、少ないながら当選したのは、やっぱり写真とコメントを載せたものでした。この前、手作りのいちごケーキの写真を載せて《コロナ禍なのでおうち時間においしいいちごを使って、当選にご縁があったらまたケーキを作ってアップします》と書いたらいちごが当たりました!
南 「SNSにアップします」って書くのは大事ですよね。「自分に当てるといいことあるよ」というアピールになるので。機械抽選以外はハガキ同様、コメントも見てくれていると思います。SNSでも写真は重要で、なかでもツイッターは文字要素が多いので、主催者の目に留まりやすいですね。
――能動的に懸賞情報をSNSで検索すると当選率が上がるという。
南 たとえば、今はいちご狩りの時季ですが、コロナで人も来ない。だからネット販売したい農園がPRのために懸賞をするんです。そういうことを予見して、皆さんが応募し始めて拡散される前に《いちご プレゼント 当たる》などと、検索して応募するほうが当選率は高いです。ハガキと同様、応募者が少ないなかで、いかに自分を見てもらうかということです。
長場 確かに、大企業のハガキ懸賞は年間の計画がありますが、リアルタイムで動くSNS懸賞は社会情勢と連動してますよね。