東京都「宝くじ御徒町駅前センター」 画像を見る

当たっているかどうかすぐわかるのがスクラッチ。必勝法も「ビギナーズラック」などといった敷居が低いものが多いから、未体験の人も一度は買ってみてはーー!?

 

現在、1等1,000万円の「ワンピーススクラッチ ルフィ4 おれはずっと自由だ」が発売中(3月31日まで)だが、こうした高額のスクラッチ1等は、どんな人が当てているのか、今回、本誌では、全国の宝くじ売り場を徹底調査。実際に1,000万円以上の当せんくじを目撃した売り場の販売員に「大当たりを引き寄せる極意」を聞いてみた。

 

東京都「宝くじ御徒町駅前センター」(台東区上野6-4-19)では、’14年の「ちびまる子ちゃんスクラッチ」で1等1,000万円が出ている。81歳で、いまも売り場に立ち、“徳じい”の愛称で親しまれる店主の中野徳治さんは次の話す。

 

「いまも忘れませんよ。当てたのは20代のカップル。通りがかりに、たまたま売り場の中の販売員と目が合って、じゃあ、スクラッチでも買ってみようかと、2人で20枚買ったんですよ。売り場の脇で削り始めたら、マークが2つ3つと合い始めて『えっ』『えっ』と2人の声が大きくなってね。最後は興奮状態の2人が売り場に『これ当たってるよね?』と、差し出したくじが1,000万円大当たり。仲よく肩を組んで帰っていきました」

 

じつは、徳じいの売り場ではもう一度、1等1,000万円が出ているが、これを当てた30代の男性も販売員と目が合ったのをきっかけに購入しているとか。

 

「目と目が合うのは、お客さんと販売員の気持ちが重なった合図。まさに“気合”が入るから、幸運を呼ぶのではないかと思いますね」(中野さん)

 

’16年「お正月ジャンボスクラッチ」で1等5,000万円が出ているのが、東京都「池袋東口西武線駅構内宝くじ売り場」(豊島区南池袋1-28-1)。当せんくじを確認した販売員の林美喜子さんはこう話す。

 

「ラフでおしゃれな感じの若い男性でした。自分で削って『これ当たってますか?』と差し出されて、確認する機械に通したら、5,000万円だったんです」

 

その林さんが最近実感しているのが、初めてスクラッチを買うという人がよく当てることだとか。

 

「先日も『スクラッチは初めて』と10枚買った女性が5万円を当てて、それ以来、毎週、買いにいらっしゃいます(笑)。ビギナーズラックは確かにありますよ」

 

岐阜県「宝くじの店 平川ラスパみたけ店」(可児郡御嵩町上恵土字西畑1052-1)では、’09年に1等2,000万円のスクラッチで大当たり。

 

「30代の子ども連れの女性でした。3枚だけ、お子さんに選ばせたら2,000万円だったんです。欲の深い大人より、無邪気な子どものほうが幸運を引き寄せるというのは本当のようです」(平川求社長)

 

「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載

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