「コロナ禍が落ち着いたら会いましょうね」という約束をいくつもしている人も多いだろう。久しぶりにリアルで知人や友人に会えた際には、できることなら好印象を与えたいもの。
「どのような言葉を選択し、発するか、『言葉づかい』は人間関係を左右するといっても過言ではありません。美しく装っても、言葉づかいで幻滅されてしまうこともよくあります。まわりから大切に思われる存在でありたい方は、一度自らの言葉づかいをきちんと振り返ってみましょう」
そう話すのは、マナー講師で「ふるまいコンシェルジュ」の高田将代さん。国宝の綴織(つづれおり)「當麻曼陀羅(たいままんだら)」を有する奈良の當麻寺に生まれた高田さんは、あのグレース・ケリーやジャクリーン・オナシスも通ったフィニッシングスクールで学んだ後にMエレガンスアカデミーを主宰、これまで全国各地で開いたマナー講座も大盛況のスペシャリストだ。
言葉づかいのどういった点に気をつければ“感じがいい人”という印象を与えられるのか。今回は、日常生活のさまざまな対面シーンでの言葉づかいのポイントを高田さんから伝授してもらった。
この瞬間から何もかも、というのは難しいので、1日に1つずつアップデートしていく心がまえが上手に身につける秘訣だと高田さんは言う。