■マウント失敗で激昂、奇襲をかけてくる男性も
なかには、マウンティングに失敗すると激昂する男性もいる様子。古代史を愛するDさん(38)はこう語る。
「古代史好きのなかには学術的に何の根拠もない“トンデモ本”を鵜呑みにして、ニセ知識をひけらかすオジサンが多いんです。博物館で働く友人は日常的に経験しているそうで、『ほんと迷惑!』ってたびたび愚痴っています。そういう男性は話が長い上に『それは一説であって定説ではありません』と伝えると、怒り出して余計に話が止まらなくなるそうです」
いっぽう何の共通点も持たない男性から「奇襲をかけられた」と話すのは、会社員の女性・Eさん(33)だ。
「大学時代、仲の良い同性の友達と社会問題をテーマに意見交換するのを楽しんでいました。あるとき、夜の公園で話し合っていると知らない中年男性が無理矢理話に入ってきました。それも『君たちはエライ』やら『君たちの言っていることは全然ダメだ』やら“上から目線”で。その割に、やたら頓珍漢なことばかり言っていました。
最初は『ちゃんと答えなきゃ』と思っていたのですが、段々相手にするのもバカみたいに思えてきて生返事するように。今でも『なんで私たちに話を聞いてもらえると思ったんだろう』と不思議です。『強面の男子学生にもしたのかな』なんて思います」