「収入が少ないから貯められない」は言い訳 改めたい貯蓄の考え方
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■無駄な出費を抑えるには“主婦の目線”が有効

 

それではここから、お金を貯めるための“正解”を頼藤さんに細かく教えてもらおう。

 

「まずは収入の多寡にかかわらず言えることですが、入ってきたお金を使い『残ったら貯蓄する』では、貯蓄は進みません。冒頭にあったパーキンソンの法則のとおり、人間というのは、お金があったらあっただけ使ってしまうもの。ですから、貯蓄は給料日の直後に別口座に移すなど『先取り貯蓄』が鉄則です。先取りした貯蓄は“なかったもの”として、貯蓄後に残ったお金が使える限度額。逆に言えば、この範囲なら使い切っても大丈夫です」

 

先に貯蓄を済ませているから、もう残さなくてよい。そう考えると、意外と気楽かも。ただ、節約を心掛けているつもりでも、「いつの間にかお金が減っている」ということがある。

 

「その原因は『ラテマネー』かもしれません。これは、カフェ代やコンビニコーヒーのような小さな支出のことで、積み重なると大きな出費になります。金額が小さいので意識から抜け落ちがちですが、使途不明金として家計を圧迫する原因になることも。こうした出費を抑えるのは、日ごろの買い物を担当していることが多い、女性の腕の見せどころかもしれません」

 

また、スーパーなどでは10円、20円の価格差に敏感なのに、デパートや行楽地などでは金銭感覚が狂ってしまうことも。

 

「デパートや旅先などでは、せっかく来たのだから、と余計な買い物をしがちです。いつもの家計とは別の財布から払う感覚になるのでしょうが、実際は同じ財布からの出費です。こうした『せっかく買い』をコントロールするにも、やはり日ごろの家計をあずかる主婦の目線が有効だと思います」

 

年収1,000万円以上でも貯蓄ゼロの世帯が約10%あるという(’20年・金融広報中央委員会)。「貯蓄に収入は関係ない」。頼藤さんのこの言葉をもう一度心に刻み、来年こそ「100万円貯める」ための第一歩を踏み出そう!

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