■ハロウィン前後が大吉! 招き猫売り場の法則
そして直近の’21年ハロウィンで1等5億円が出た大阪府「布施ポッポアベニューチャンスセンター」(東大阪市長堂3-1-1-24)にいるのが、やはり人の背丈ほどの大きさの招き猫・ふーちゃん。
「この売り場は以前から、おめでたい名前の販売員がいることでも有名。現在は大黒、大冨、福徳、恵美須屋の4名が在籍しています。彼女たちが億招きの願いをこめて、ふーちゃんの衣装を制作。今回もハロウィンにちなんだ仮装の衣装を着せたところ、見事5億円が出ました」(細野敏巳店長)
毎年、大きなふーちゃんを連れて、地元の布施戎神社まで当せん祈願。’22年も大当たりを目指す。
同じ大阪府でも「近鉄上本町駅売場」(大阪市天王寺区上本町6-1-55)には背丈3センチの超ミニ招き猫がパワーを発揮している。
「’14年に叔母が古希のお祝いに伊勢神宮にお参りしたとき、購入してきたもの。その年、ロト6で1等3,000万円が出たのを皮切りに、’15年オータム1等5億円、’16年年末ミニ1等1億円と連続1等。このミニ猫の御利益だと、1等3本にちなんで3枚の座布団にのせ、店頭のいちばん目立つところに置いてあります」(販売員・中村譜美さん)
広島県「吉川たばこ店」(福山市沖野上町4-23-28)は’13年年末1等7億円など、これまでに3本のジャンボ1等が出ている幸運の売り場。その店頭で目を引くのが大小100体近い招き猫だ。
「夫(故・勇さん)と全国のパワースポットを巡り、買い求めてきたものです。とくに鳥取県の金持神社に行った際に骨董店で買った招き猫は購入した直後に7億円が出た宝物です」(店主・吉川幸枝さん)
こうして全国でパワーを振りまく縁起物の招き猫だが、ハロウィンに強いことがわかる。前出の宝くじ研究家・山下さんは次のように語る。
「愛されている招き猫は衣装を着せていることが多いので、仮装をさせるハロウィンにいちばんパワーを発揮するように思われます」
’22年も夏から秋は、名物招き猫のいる売り場が狙い目だ。