とかく「庶民の敵」と思われがちな税金だが、その実態については意外と知らないもの。そこで今回、税金にまつわる「?」をまるっと解消できる問題を本誌が作成。税金がこんなに生活に密着しているとは……。
【Q1】中学生1人あたりの教育費に使われる税金は年間でいくら?
(1)約18万円 (2)約48万円 (3)約78万円 (4)約105万円
〈答え・(4)約105万円〉:子どもたちがしっかりと勉強できる環境をつくるために、教育にはたくさんの税金が使われています。学校の校舎や授業で使う教材、これらを含めて公立学校児童・生徒1人あたり小学生では88万2,000円、中学生では105万2,000円、高校生では(全日制)100万円となっています(’18年度)。
【Q2】たばこ1箱(税込み600円)にかかる税金は、どのくらい?
(1)約120円 (2)約240円 (3)約360円
〈答え・(3)約360円〉:たばこには、消費税だけでなく、たばこ税、たばこ特別税、道府県たばこ税、市町村たばこ税など、合計でなんと約60%もの税金がかかっています。健康維持や家計の負担軽減のためにもセーブしたほうがいいのかも。
【Q3】次のうち、プレーするときに特別な税がかかるスポーツはどれ?
(1)ボウリング (2)マラソン (3)ゴルフ
〈答え・(3)ゴルフ〉:ゴルフ場を利用する際には、その整備状況などに応じて1日あたり最大で1,200円の「ゴルフ場利用税」がかかる。もともとは「娯楽施設利用税」としてボウリング場やビリヤード場も課税対象だったが、1989年の消費税導入を機に廃止され、現在では「ゴルフ場利用税」だけが残っている。
【Q4】ケーキ屋さんでキャンドルを買ったら?
(1)8% (2)10%
〈答え・(2)10%〉:「酒類・外食を除く飲食料品」には8%の軽減税率が適用されます。なので、ケーキ屋さんのケーキ(持って帰って食べる場合)の消費税率は8%になりますが、別売りのキャンドルを購入する場合は、食べ物ではないので10%の税がかかることに。