一玉10円で爆安!物価高を乗り越える1食180円レタス料理
画像を見る レタスが格安に!

 

【ロールレタス】

 

「たとえばロールキャベツを、『ロールレタス』にしてしまうなど、葉物野菜をできる限りレタスで代用する使い方はおすすめです」(成田先生・以下同)

 

ロールレタスの作り方は簡単。4人家族だとすると、450グラムの合いびき肉570円(ネットスーパーより・以下同)と玉ねぎ1個100円のみじん切りで餡を作り、それを格安50円のレタスで包んで、ロールキャベツのようにコンソメスープなどで煮込むだけ。

 

1人あたり、およそ180円しかかからない。特別なことをしなくても、スープまで栄養たっぷりの節約おかずのできあがりだ。

 

【レタス豚しゃぶ】

 

大量にレタスを消費できる「レタス豚しゃぶ」もおすすめ。しゃぶしゃぶにするならば、1食でレタス10枚以上はいけそう。

 

「豚肉と一緒にいただくうちに一家でたちまち1玉消費できます」

 

こちらも、1食約180円で収まる。4人家族で400グラム670円の豚しゃぶ肉を使うとすると、1人10枚以上はお肉を食べられ、そのうえたっぷりのレタスでヘルシー。レタスの価格が抑えられている分、おなかいっぱい食べても大丈夫だ。

 

【レタスチャーハン・レタスサラダ】

 

「チャーハンなどの炒め物も、炒めて縮めてたくさんレタスを取れそうです。ゆでてごまあえや、梅やのりをトッピングしてサラダにするなど、使い方は自在です」

 

レタスチャーハンは、ごはん、たまご、ハムなどのよく使う材料とレタスを炒めて完成。1食70円ほどだ。

 

梅やのりをトッピングした和風のレタスサラダも50円ほどで作れ、レタスを活用するとレシピは無限大。メイン料理から副菜まで、おいしく節約できそうだ。

 

■水溶性の栄養が多く汁物で食べるのもいい

 

成田先生のアドバイスに従い、今回は読者の佐藤さんファミリーに1週間1日800円の予算で「レタス生活」に挑戦してもらった。

 

それまで1週間の食費は約1万4000円だったところ、5124円に減らすことに成功。1日に換算すると、なんと732円まで削ることができたという。

 

「それまで白菜やほうれんそう、キャベツなどを使っていたメニューを今回、すべてレタスに替えただけ。安い八百屋さんでまとめ買いしてうまく保存して使うことが節約のコツかも」(佐藤さん)

 

さらに、ただ安いだけでなく、レタスは栄養も満点だ。成田先生は、レタスの栄養と新鮮なものの選び方を教えてくれた。

 

「水分が豊富なレタスは、積極的に取ることで細胞が活発になります。また、カリウム、ビタミン類、βカロテン、葉酸が豊富に含まれているので、たくさん食べると免疫力向上や腸内環境を整えてくれる作用が期待できます。レタスに含まれるビタミンやカリウムは水溶性なので、スープやお味噌汁の具として入れて飲むことで溶け出した栄養素を逃すことなく取れます。新鮮なら、栄養はさらにたっぷり含まれています。選び方のコツは、実際に手に持ってみること。手に持ったときに、軽くふんわり弾力があり、淡い緑色のものがおすすめ。切り口が白っぽくきれいなら新鮮な証拠です」

 

安くて栄養満点。そのうえ、レタス農家を助けられて一石三鳥だ。物価高の折、家計の強い味方になるレタスをぜひ取り入れよう。

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