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映画鑑賞料の値上げが相次ぎ、ついに“2千円時代”に突入しました。先陣を切ったTOHOシネマズはすでに6月から一般料金が2千円。ほか、MOVIXなどを運営する松竹マルチプレックスシアターズは6月30日から、109シネマズなどの東急レクリエーションは7月7日から、ユナイテッド・シネマでは7月14日から、一般料金が2千円になります。

 

帝国データバンクによると、国内大手映画館50社のうち6割超の32社が’22年以降に映画鑑賞料を値上げ。また4割超の21社が6月以降2千円に値上げするといいます(’23年6月22日)。

 

昨年来さまざまなものが値上がりしていますが、いよいよサービス料金にも波及してきたのでしょう。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは8月から、東京ディズニーリゾートは10月から、1日料金の最高値が1万円を超えることなども、その一端といえます。

 

映画は少しでも安く見たいもの。割引方法をご紹介します。

 

■少しでもお得に鑑賞しよう

 

【1】サービスデーを利用

毎月1日は「ファーストデー」などとして、1100~1300円で鑑賞できる映画館があります。また、12月1日の「映画の日」は1千円で見られる映画館も。イオンシネマなら毎週月曜、TOHOシネマズやユナイテッド・シネマは毎週水曜日など、映画館ごとに割引になる曜日が決まっているのでチェックして。

 

【2】年齢割引を利用

60歳以上は「シニア割引」が使え、いつでも1300円というのが一般的ですが、イオンシネマだと55歳以上は毎日1100円。また、夫婦どちらかが50歳以上だと夫婦2人で2200円なども。

 

【3】会員割引を利用

TOHOシネマズの「シネマイレージ」、イオンシネマの「ワタシアター」、ユナイテッド・シネマの「CLUB-SPICE」など各映画館の会員に登録すると、特定曜日に会員割引が適用されます。また、6回見ると7回目は無料で鑑賞できるなどの特典も魅力的。ただし、入会金や更新料が年400~1千円かかるものもあるのでご注意を。その映画館で何回映画を見るか、会員優待曜日に見られるかなど、お得度を計算して。

 

【4】クレジットカード優待

「SAISON Gold Premium」ならTOHOシネマズが月3回まで1千円、「イオンカード(ミニオンズ)」ならイオンシネマが年30回まで1円のほか、エポスカードなどにも割引あり。

 

【5】ムビチケ

ネットやコンビニの端末から前売り券を購入できるサービスです。座席も予約できるので便利で、そのうえ料金100円ごとに1ポイントたまり、ポイントを集めて映画鑑賞料に使えます。

 

物価高は今後も続きます。「せこい」などと恥ずかしがらず、お得な制度は使い倒すのが◎。夏は涼しい映画時間をお得に楽しみましょう。

経済ジャーナリスト

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