■すぐ調べる、後回しにしないのが貯められるかどうかの差
今回、横山さんに、貯まる人と貯まらない人の、それぞれの特徴を聞いて、イラストにしてみた。
「貯まる人は、お金が好きで、お金のことを後回しにしません。わからないことがあると、すぐに自分で調べる力、その行動力があり、必要か不必要か判断力もつきます。
また体が資本と健康第一で、食事、睡眠にも気を配る。ウオーキングをしたり運動も心掛けています。また歯のメンテナンスを定期的にしっかりしている人も多い」
常に計算を習慣化している面も。
「特売、送料無料と、一見得に見えても、単価だとどう? と、『すぐ調べよう』と計算して、不必要なものには手を出しません」
食材を無駄にせず使いきることで食費も抑えられている。飲み物はマイボトルを持参する人も。
「お金の流れもシンプルで、光熱費、通信費、クレジットカードの引き落とし日や、支払いの内訳もしっかり把握しています。ポイントカードもよく使う2~3枚に集約して、ポイ活も積極的。何か足りなくてもなんとかするという意識も強いので、旅行の荷物が必要最小限で少ないのも特徴です」
一方、お金が貯まらない人は、「無料」「全品10%オフ」につられやすく、つい買い物をしてしまう。
「食品、スマホ、化粧品、保険、住居、教育費など、『絶対これじゃなきゃダメ』と、こだわりが強い。化粧品も高級なものを長年愛用していたり、服や靴も好きなブランドだけと、買い換えができない。
毎月一定額でサービスを受けられるサブスクの定期購入がお得と、音楽、雑誌、サプリ、ネイルなど申し込んでいる人も多い。でも金額分使っている人は少ないです」
また、スマホは格安スマホでなく、使い始めたときから大手キャリアで変わらない人も多い。
「毎日、カフェラテを飲んだり、ランチに出かけたり。ポイントカードを何枚も持ち、結局ポイントはたまらずの人が多い。毎月赤字続きは、やはり対処が必要です」
そんな人が節約を始めると「お金を使っちゃいけない」と、0か100かで完璧に頑張りすぎて、ストレスから爆買いに走る人もいる。
「一生懸命になりすぎず、使っていいものと使わないものとメリハリも大事です。まずは、買い物するときに、『これじゃなきゃだめ』から『これは本当にいる?』と、自分に聞いてみましょう」
できることから、貯まる人の特徴をまねしてお金を貯めよう!