置き配のペットボトルが火災を招く!乾燥する季節の「意外な火の元」10
画像を見る 反射区の場所と押し方を覚えれば、スキマ時間にいつでもどこでもできる(写真:PIXTA)

 

【1】テレビ台裏のコンセント

 

テレビ台などの裏側にあるコンセントまわりにほこりがたまっていると、湿気によって電気が走り、ほこりに熱がたまって発火する可能性がある(トラッキング現象)。乾燥した室内は火の回りも早いので、コンセント周辺の掃除、ほこりの除去はこまめにやること。

 

【2】こたつで洗濯物を乾かす

 

こたつの中にたくさんの洗濯物を束ねた状態で乾かすのは非常に危険。とくに可燃性の衣類は発火しやすいので、絶対にこたつの中に入れないこと。こたつの中に衣類を入れ、酔った状態で寝てしまい、引火した衣類から出た煙を吸い込み死亡したというケースもある。

 

【3】たこ足配線

 

電源タップにたくさんの電源コードを接続するのは要注意。電源タップの容量を超えると過熱して出火する危険性がある。電気ストーブなどワット数(消費電力量)が大きいものは、容量オーバーになる可能性が高いため、壁にあるコンセントから直接つなぐこと。

 

【4】過熱防止センサー機能がないコンロ

 

天ぷら火災の原因の6割以上は、最初に火をつけてから、油の温度が上がるまでほかのことをしているうちに、油が超高温となって火が上がったケースだ。過熱防止センサー機能が付いていないコンロを使用している場合は、調理中は絶対に目を離さないこと。

 

【5】長年使用の分電盤

 

ブレーカーなどが収納されている分電盤。長年の使用によりネジがゆるみ、電気抵抗が増大したことなどが原因で出火することも。ビニールの焦げた臭いがする、部屋中の電気器具の電源がよく切れるなどの現象があれば、電力会社などにチェックしてもらおう。

 

【6】家具でコードを踏む

 

電化製品や電源タップのコードを目立たないように、重い家具の裏側に回しているケースがある。掃除などで家具を動かした際、コードを踏んだ状態になると配線がショートし、畳などに引火することも。コードが下敷きになっていないか要チェック!

 

【7】安全装置のない電気ストーブ

 

転倒時消火装置などの安全装置が付いていないと、たとえば地震によって転倒し、停電になると一時的に消えるが、電力が復旧すれば再びONの状態に。もし布団の上などに倒れていたら、そこから発火して火災になるケースも。安全装置付きに買い換えを。

 

【8】油の付いた服の乾燥

 

油分が染み込んだ衣類などを高温の状態で放置すると自然発火することがある。アロマオイルや食用油、機械油、美容オイルなどは洗濯しても完全に落ちにくい。洗濯後に油が残った状態で乾燥させ、そのまま高温の状態の機内に放置すると発火する危険がある。

 

【9】置き配用の水入りペットボトル
【10】野鳥対策のCDや鏡

 

置き配用の箱の上に置いた、重しの水入りペットボトルなどが、凸レンズのような作用で日光を一点に集め発火する「収れん火災」。野鳥対策として、テラスなどに鏡やCDを数カ所つり下げている場合も、反射した太陽光が一点に集中すると発火するので要注意!

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