いちごのおいしい季節になってきましたが、みなさんどうやっていちごを洗っていますか? そんな質問に読者さんたちはヘタを取って洗っている人が多数! 実はこれ……、せっかくのおいしいいちごを台無しにしてしまっているんです。
多くの食材の扱っているフードスタイリストの寺島モエカさんに、いちごの扱いについて教えてもらいました。
■いちごの正しい洗い方はこれだった!
寺島さんによると、ずばり!いちごはヘタを付けたまま洗うのが正解だそう。これはいちごは果物の中でも水分を吸収しやすくヘタを取って洗うと、いちごの中に水分が入ってしまい水っぽくなり味がおちてしまうのだそう。またビタミンCも流れ出てしまうということ。また食べる直前に洗うのがベストだそうなのです。
水をためたボールにいちごを入れて、静かに洗いましょう。洗ったらペーパータオルで優しく水分をとってから食べるのがよいそうです。
■パックに入れたままの保存はダメ!
いちごの日持ちは長くても5日ほどと言われていますが、パックに入れたままの保存はNGです。いちご同士の重さで潰れて傷みやすくなってしまうからです。買ってきたら保存容器にキッチンペーパーをしいて、ヘタを下にして入れて上からも優しくキッチンペーパーをかけ蓋をして野菜室などの涼しいところに保存しましょう。このときいちご同士が潰し合わないように、ぎゅうぎゅうにつめず、少し間隔をあけて入れるのが正解です。とにかくいちごは傷つかないように丁寧に扱うことが大切なのです。
■買うときにチェックすべきことは?
ヘタが反り返るくらいピンとしているものを選びましょう。ヘタがきれいでもペタッとしていたらダメ!またヘタの付け根がふっくらとしているものがよいです。種の部分が赤いものも甘くておいしいサインですよ。
(取材:西岡直美)