■夏野菜は高級食材。無駄にしない保存術
「そこで保存の仕方が鮮度を大きく左右します。
たとえばトマトやなす、きゅうり、ピーマンは、そのまま冷蔵庫に入れると食感が悪くなったり変色したりする低温障害を起こします。
キッチンペーパーで包んで、冷蔵庫に比べて温度と湿度が少し高めになっている野菜室に。乾燥を防ぐためにポリ袋や保存袋に入れるのが長持ちさせるポイントです。
トマトならヘタを下に、きゅうりならヘタを上にして立てたほうが、より長く保存できますよ」(島本さん、以下同)
すぐにしなっとなるレタスも、成長点(芯)に爪楊枝を数本刺して、成長を止めるのが長く保存するためのコツ。それぞれの野菜の保存のコツは別表を見よう。
さらに長期間保存させたいのなら、冷凍という選択肢も。とりわけ収穫後に味が急速に落ちていく枝豆やとうもろこしは、最初から冷凍保存するのがおすすめだ。
「トマトやピーマン、なすなどの実野菜は、丸ごと冷凍に向いています。野菜を洗ったらそのまま冷凍用保存袋に入れるだけで、保存期間は2カ月。使う際は、室温に少し置いて半解凍にすると、そのまま炒め物や煮物に使えます。
冷凍トマトは、水にさらせば皮がツルンとむけるので煮込み料理に最適。トマトのうま味が増しておいしくなります」
冷凍したピーマンは苦味が和らぎ、血液サラサラ効果のある「ピラジン」や「ビタミンC」などの栄養価の高いヘタやワタ、種を取らずに丸ごと食べられるとか。
「冷凍することで新しい食感になったり、調理が楽になったりと新しい発見が。夏野菜が高くなると嘆く前に、長く保存する方法を楽しみながらマスターしましょう」
冷蔵庫を賢く使って、家計の負担を減らしつつ、夏野菜をおいしくしっかり食べよう。
画像ページ >【写真解説あり】夏野菜11種の保存方法(他3枚)
