■「嫌われたらどうしよう」そんな気持ちを利用して……
また、学校などの「先輩・後輩」の関係でも、セクストーションが起きるという。
「それまでの人生で、『デジタル性暴力』というものがなんなのか、教わってきてもいないため、デジタル性暴力の知識がない人は少なくありません。意図的でなくても、無意識に加害行為をしている人がいると思います。また、知識がないから、自分が被害者かどうかもわからない人も、少なくないでしょう」
(3)元カノも撮ったことがあるんだけど……
(4)ほかの女性は送ってくれたんだけどな……
「相手に『元カノも撮ったんだけど』とか『ほかの女性も撮ったんだけど』と言われれば、平常時で冷静なら『なに言ってるの?』と思えるところでしょう。でも、誰かと比べられると『負けたくない』という気持ちが勝って、送ってしまうケースもあります」
特に、断ることが苦手な性格の場合、被害に遭う可能性が増す恐れがあるようだ。
「昨今の日本人というか、特に若い世代は、断らなきゃいけないとき、どう断ればいいか、わからない人が増えています。本心では『元カノは関係ないだろ!』と思っても、その気持ちを伝えられない……。『嫌われたらどうしよう』とか『飽きられたら困る』という気持ちが勝ってしまう場合もあります。これは、ある意味、デートDV(ドメスティック・バイオレンス)の一種でもあります」
支配型には、リベンジポルノ(復讐や嫌がらせ目的で性的な画像・動画を拡散する行為で、罰金や拘禁刑もある犯罪)など「誰かに共有されてしまったり、脅迫だけにとどまらなくなってしまう」ケースもあるという。さらに……。
「拡散されて困るのは、画像や映像だけではありません。相手だけに送ったつもりの言葉(メッセージ)でも、『そのまま拡散されたら困る』という文言は、多くの人が思い当たるのではないでしょうか。これらの言葉をスクショなどして、さらされてしまうケースもあるんです」
