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(写真・神奈川新聞社)

 

箱根の歴史や文化を紡ごうと、町民有志が制作に取り組んできたご当地かるたが今月完成した。平賀敬美術館(箱根町湯本)では絵札に使われた写真44点の展示会も22日まで開かれている。

 

「箱根かるた」は、図書館ボランティアらが2011年12月に「箱根かるたを創る会」を結成し、制作を開始。アイデアを出し合いながら選定などし、6年かけて仕上げた。

 

読み札と絵札44組で構成され、箱根の魅力を理解する上で欠かせない名所などを紹介。絵札の裏側には会員が現地で取材した内容が記され、「五・七・五」調の読み札の裏側には外国人観光客ら向けに英訳も付けられている。

 

完成に合わせ、12日には英語教育に役立ててもらおうと約350セットを町内の小中学校などに寄贈。同会の宮本邦彦さん(74)は「一枚一枚が箱根のガイドブック。遊びながら箱根の魅力を再発見してもらえたら」と話している。

 

展示会は、午前10時から午後5時まで。入館料は高校生以上700円、小中学生400円。箱根かるたは1セット1,500円。

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